「遺物は真相を語る」② ボイスレコーダー、フライトレコーダーの開示
今日は令和3年8月25日。
前記事に引き続き、
「日航123便墜落 遺物は真相を語る」(青山透子著/河出書房新社)
より引用します。
もし、ボイスレコーダーの会話が一部だけ抜粋されて都合よく編集さ
れていたら・・・。
もし、書面では空白となっている部分に、実際は会話を妨害するため
のノイズを後から入れ、聞きにくい状態にしてあったとしたら・・・。
こうやって簡単に録音テープで再編集したものがオリジナルと錯覚さ
れてマスコミに流れていたとしたら・・・。
乗員たちによれば「前後関係の意味がつながらないコックピット内の
会話やなぜか突然の無音状態、音が異なる警報音が聞こえる」との指
摘がある。乗員組合からも自動操縦装置解除の警報音が確認できない
という指摘、ノイズ状態で聞き取れない部分が出てくる不可思議さ等
などが指摘されてきた。
おそらく操縦に関しての素人が、慌てて不都合な部分を消したり、ノ
イズを入れたり、前後関係をわからずに切り取って再録音した結果、
こうなった、ということのほうが、筋が通る。なお、コックピット内
での会話が成り立っていないことを「機長らが低酸素状態に陥ったこ
とで言葉が出なかったのであるから、急減圧はあった」と言い切る御
用テレビのコメンテーターもいるが、その根拠は何もない。
なぜならば「真正で生のボイスレコーダー」を聞いて確かめない限り、
無音の状況を記載した空欄が本当に無言状態か、それとも後付けのノ
イズで聞き取れないのかどうか、わからないからである。さらに、そ
こにあったいくつかの会話や言葉が削除されていた可能性も否定でき
ない。
フライトレコーダーも改ざんできる代物ではないが、その内容を一字
一句確実に正確に事故調査報告書に転記しているかどうか、これも第
三者が誰も確かめていない。
(40~41p)
ボイスレコーダーとフライトレコーダーは、現在日本航空が保管してます。
でも再三の請求でも、開示はされていないようです。
なぜ開示しないのか。
今度はご遺族の手前もあって公開するする訳にはいかないという返事
であった。
(45p)
「日航の修理見逃しミス」という整備ミスが墜落の原因なのに、「遺
族への配慮」という理由で、あの日のコックピット内の機長、副操縦
士、航空機関士と管制塔とのやりとりや会話を公開しないのはなぜだ
ろうか。
(46p)
不思議です。
ボイスレコーダーの声や音はすべて公開されていたものと
思っていました。
公開すべきです。
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