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2021年8月 6日 (金)

「ひきこもり国語辞典」か~こ

     

今日は令和3年8月6日。

         

前記事に引き続き、

「ひきこもり国語辞典」(松田武己監修/時事通信社)

より引用していきます。

  

  

【がけっぷち/崖っぷち】

「いま何かしていますか」と聞かれて、「崖っぷち」と答えました。

聞かれたことの答えにはなっていないかもしれませんが、本当の気

持ちです。「崖っぷち」が口癖になっています。ゆっくり落ちつい

て座っていると見られることもありますが、気持ちはいつも追いつ

められ、崖っぷちにいます。

(41p)

  

  

【カースト】

ひきこもりの当事者間にもカーストに似た格差があります。親が資

産家で社会に出ずに人生逃げ切れるひきこもりが最上位バラモン階

層。働かざるを得ない貧しい家のひきこもりは下位の不可触民で社

会につながり働こうと苦悩します。中間諸階層はいろいろな知識や

才能を生かそうとする傾向があるように見えます。

※不可触民はカーストにも属さない被差別民を指す。

(42p)

  

こんなふうに考えるんだと思いました。

   

【かれかけのはな/枯れかけの花】

水をやっても生気をふきかえしそうもない枯れかけの花。ちょうど

私みたいです。それでも水を与えられると少しは元気になります。

私にとっての水は、私に関心を持ち、思いを寄せてくれることです。

枯れかけの花でも水がほしいのです。

(46p)

  

関心をもち、思いを寄せることはOKなのです。

  

【きすいいき/汽水域】

川が海と合流する。真水と海水が入り混じる場所を汽水域といいま

す。一般人とひきこもりが接触し混じり合う役所や図書館は、汽水

域です。居場所にもそれらしい面があります。自分は一般社会に入

る前に汽水域を経験して慣れていきました。

(52p)

  

   

【きたい/期待】

ひきこもった生活をしていると、誰かの働きかけがあったとき、そ

の人が私に対して期待しているものも一緒に見えます。外出を勧め

るとか、できそうなアルバイトを教えてくれるような働きかけはあ

りがたいこともありますが、期待が一緒についてくるのが重荷です。

働きかけてほしいけれども期待はしないでください。

(54p)

   

関心をもち、思いを寄せることはOKでも、

期待してはいけない。

これが難しい。

   

  

【こころのカーテン/心のカーテン】

いつも部屋を閉めきり、窓のカーテンも閉めています。カーテンを

閉めている以上に心を閉めているのです。人や社会に向けて心が開

かないとカーテンも開けられません。

(74p)

  

そりゃそうだろうなと思います。

コメント

「枯れかけ」どころか、
いつもみずみずしい道草さんではないですか。
道草さんのブログを見てやる気をもらい、道草さんの笑顔を見て元気をもらいます。
早く元気をもらえる状況になってほしいですね。

コメントをありがとうございます。
大丈夫です。
私は枯れかけの花にはなっていません。
「ひきこもり国語辞典」からの引用です。
この本を読みながら、
ひきこもりの人がどう感じるのか
勉強中です。

ホッと安心。
わたしの早とちりは治りません。
まあそれが愛嬌としてください。
ところで再任用の半日勤務、オンとオフの切り替えができていいですよ。
所属感が薄いのと、収入が1/4になってしまうのが玉に瑕ですが。

心配していただき感謝です。
半日勤務のメリット・デメリットの話。
とっても参考になります。
来年度どうしようか考え中です。

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