温暖化の勉強/温室効果ガス排出量・CCS・江守正多・COP25
今日は令和元年11月27日。
温暖化に関心を持つと、そのニュースが引っかかります。
今日(11月27日)の朝日新聞朝刊です。
クリックすると大きくなって読みやすくなります。
関連してここを読むと勉強になります。☟
※NHK NEWSWEB 温室効果ガス排出量 過去最悪の多さに UNEP発表
このサイトから一部引用・転載します。
日本政府はことし6月、地球温暖化対策を進めるための長期戦略を決定。
2050年までに温室効果ガスを80%削減し、今世紀後半のできるだけ
早い時期に、排出ゼロ=「脱炭素社会」の実現を目指すことを掲げています。
長期戦略では、温室効果ガスの排出を抑えるだけでなく、
いったん排出されたものを回収する技術を2023年までに
実用化することも盛り込まれています。
このうち、火力発電所などで排出されるガスから二酸化炭素を分離して
回収し地下深くに封じ込める「CCS」と呼ばれる技術については
実証試験が進められています。
日本ではこのような技術が開発され試されているのですね。
実は、今日見たYahoo!ニュースで、ちょうどそのことを
報じていました。
※Yahoo!ニュース CO2を地中に封じ込め…国内初成功、苫小牧の海底下に
一部引用します。
「日本CCS調査」(東京)は25日、北海道苫小牧市沖の海底の地中に、
地上の排出ガスから分離した二酸化炭素(CO2)を封じ込める
技術(CCS)の実証試験で、22日、計画していた30万トンの
CO2の圧入に成功したと発表した。地球温暖化対策の一つで、
大量のCO2の圧入に成功したのは国内で初めて。
試験を委託した経済産業省などは実用化を検討する。
ただCCSにも課題あり。
そのことは、上記の「NHK NEWSWEB」に書いてありました。
これまた引用します。
コストが高いという課題のほか、地中に埋めた二酸化炭素が
地震によって外に漏れ出さないかや、深い地層に埋めることで、
地震を誘発させるのではないかという懸念も出ています。
さらに「NHK NEWSWEB」では、
私が「温暖化の本を読んでみよう」と思って
初めて読んだ本の著者、江守正多さんが登場。
※ここでも道草 「温暖化」をどう考えるか①/本も読んでみよう(2019年11月5日投稿)
次のような発言をしています。引用・転載します。
国立環境研究所地球環境研究センターの江守正多副センター長は
「パリ協定では世界の平均気温の上昇を産業革命前に比べ1.5度に
抑える努力をすることになっているが、そのためには2050年には
温室効果ガスの排出量をゼロにするペースで減らしていかないといけない。
まず1年でも早く減少に転じなければいけないが
2018年に増えてしまったのは焦りを感じなければいけない状態だ」
と指摘しました。
そして「日本が石炭火力発電所を新設していることに国際的に
批判が寄せられている。近年、大きな水害や猛暑を経験したことも踏まえて、
気候変動を止めるための施策をもう一度、真剣に考えなければならない。
パリ協定が来年から本格的に始まるが、
来月、開かれる『COP25』で各国がどのような取り組みを示すのか、
注目される」と話していました。
以上、あっちこっち見て、温暖化の勉強をしました。
COP25(第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議)は
12月2日、スペインのマドリードで始まります。
注目です。
コメント