教皇来日/核兵器の廃絶。原子力発電の廃止。
今日は令和元年11月27日。
フランシスコ・ローマ教皇が来日しました。
ハードスケジュールをこなされました。
日本にいた時の発言を並べます。
「核兵器や大量破壊兵器を所有することは、
平和と安定の望みへの最良の答えではない」
「広島と長崎から人類は学んでいない」
「この町は、核兵器が人道的にも環境にも
悲劇的結末をもたらすことの証人だ」
武器の製造や維持に多額の費用が使われていることは
「途方もないテロ行為」
政治指導者に向けて「核兵器は国家や世界の安全保障への
脅威から私たちを守ってくれるものではない」
(24日長崎でのスピーチ)
「戦争のために原子力を使用することは犯罪だ」
(24日広島でのスピーチ)
東京電力福島第1原発事故を踏まえ「私たちは地球や環境の一部。
将来のエネルギーに関し、勇気ある重大な決断をすることが
最初の一歩だ」と促すとともに、「日本の司教たちは
2原発の廃止を求めた」と指摘し、これに理解を示した。
(25日東京でのスピーチ)
「原子力発電が完全に安全になるまで、
私は核エネルギーを使いたくない。
災害が起こらない十分な保証はない」
(26日帰途の機中で)
核兵器の廃絶。原子力発電の廃止。
そうは言っても、日本はアメリカの核の傘に守られている・・・・
そうは言っても、原子力発電の電力は必要だし・・・
そうは言っても、兵器も発電もいろいろな利権が絡んでしまって
簡単に廃絶・廃止とはいかないのでは・・・・
そうは言っても、廃炉は大変だぞ・・・
そう考えてしまう。
その中で、フランシスコ・ローマ教皇は、
核兵器の廃絶と原子力発電の廃止のメッセージを残しました。
すがすがしいくらいにはっきりと。
でも、それは「理想」?
11月26日の「羽鳥慎一モーニングショー」で、
コメンテーターの玉川徹さんが叫びました。
「宗教家が理想を語らなくてどうするの!」
すごく印象に残り、メモをした言葉です。
なるほどです。
教皇のような立場の人は、理想を語り、
現状でよしとして思考停止している私のような人に
刺激を与えるべきなのです。
この記事のタイトルは、理想をそのまま貼りつけようと思います。
理想はこれなんだと、教皇があらためて教えてくれたと思います。
コメント