樹木の入ったお名前「杉」「楠」「漆」「桧」「樫」「松」
今日は令和元年8月2日。
今日も番組の読み物化をします。
7月11日放映の「ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!
【樹木のおなまえ】」をやってみます。
45分間番組をすべて写真つきで読み物化をするのは
時間的に難しい。
したがって、番組の一部は写真つき・聞き書きもやって読み物化。
他の部分で、書き留めておきたいところは箇条書き。
そんなやり方でやってみたいです。
〇樹木の名前が入った名字は700種類以上ある。
〇身近にあったから名字につけたのではなく、
その樹木が大事だったから名字につけた。
〇名字に使われる樹木のベスト10
〇今回番組で紹介された樹木は
「杉」「柳」「楠」「漆」「桧」「樫」「松」
この中で「柳」については次の記事で紹介する。
「杉」
〇室町時代まで焼き物の甕(かめ)や壺が主流。
水を入れたりすると重く、落とせば割れてしまう。
〇杉桶が発明される。軽くて水が漏れない。
海や川の水が簡単に運べるようになる。
〇杉はまっすぐに伸びる樹木。
「直(すぐ)な木(き)」→「すぎ」
まっすぐに割れて加工しやすい。割り箸も割れやすい杉が使われる。
〇杉桶には酵母菌が住む。酒桶・・酵母菌のおかげでおいしくなる。
〇同じように醤油や味噌も、杉桶に入れておくことで、
酵母菌の働きでおいしくなる。
〇その結果、蕎麦、蒲焼(かばやき)、寿司などの
和食の味を深めた。
「楠(くす/くすのき)」
〇飛鳥時代に、仏像の材料として使われた。
樟脳(しょうのう)を含む。虫が寄って来ない。
「漆(うるし)」
〇樹脂が昔から塗料に使われる。
「桧(ひのき)」
〇法隆寺、伊勢神宮などの建材として使われる。
美しく、耐久性の高い樹木。
「樫(かし)」
〇室町時代に、鉄製の鍬(くわ)や鋤(すき)が普及した。
鍬などで耕した時の衝撃に耐えられる硬さの樹木として
「樫」が使われるようになった。
〇樫は日本一硬い樹木。
〇木刀、金づちの柄にも使われている。
「松」
〇北海道から沖縄まで松が入った名字が多い。
全国で松が大事であった証拠。
〇「たいまつ」を漢字で書くと「松明」
夜の明かりとなり、日本人の時間を長くした樹木。
奈良時代には使っていた記録がある。
〇松脂(まつやに)は簡単に火がつき長持ちする。
最高の照明具であった。
〇戦国時代以降、刀をつくる時に松炭が一番適していた。
松炭=鍛冶屋炭と呼ばれた。
〇栄養のない海岸の海岸の砂地でも育つ松
海岸防災林として日本の生活を守ってきた。
「柳」については次の記事で。
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