« 2019年6月 | メイン | 2019年8月 »

2019年7月

2019年7月 5日 (金)

1日しか生年月日が違わない人/薩摩川内市の生年月日は?

今日は令和元年7月5日。

 

 

前投稿に引き続き、

昨年の9月23日放映の「ネーミングバラエティー 

日本人のおなまえっ!」より。

 

Rimg2177_2  

前の記事でも載せた写真です。

左上に座っている森岡正先生の生年月日を偶然知って驚きました。

私の誕生日の翌日でした。

ほぼ同い年。現在58歳。

  

  

今日はこの1枚にこだわり。

Rimg2178_2  

番組スタッフは調査でいろいろな所に出かけます。

場所は鹿児島県薩摩川内市です。

この「薩摩川内市」という地名です。

かつては「川内市」だったはずです。

  

   

私は子どもの頃、地理の百科事典の都道府県地図を

眺めているのが無性に好きでした。

その結果、小学校中学年の時には、

1968年の都道府県名のみならず

市町村名と市の人口をいつの間にか覚えてしまいました。

今ではとてもできない芸当です。

厄介なことに、私の頭の中の地図は、

相変わらず1968年です。

  

 

大学生の時に、社会科の講義で、

「川内市」のことを「せんだいし」と読んだら、

教授から褒められました。

「ふつうは、『かわうち』と読むのに、よく読めたなあ」

「親戚でもいるのか」と言われました。

身寄りは誰もいません。  

でも上記の理由で読めました。  

  

  

先日まで、九州に大雨が降り、ニュースでいろいろな場所から

様子を中継していました。

その時にも「薩摩川内市」が出てきて、違和感を感じました。

  

  

「川内市」がいつ「薩摩川内市」になったのか知りたくなりました。

調べました。

薩摩川内市HPより引用します。

  

薩摩川内市誕生
  
平成16年10月12日、川内市、樋脇町、入来町、
  
東郷町、祁答院町、里村、上甑村、下甑村、鹿島村が合併し、
  
新たに「薩摩川内市」が誕生しました。
  
これから,地域の発展と市民福祉の向上を図りながら
  
薩摩川内市の将来像「市民が創り 市民が育む 交流躍動都市」
   
の実現をめざして、新たなまちづくりをすすめています。
  
  
もう15年も前の話なのですね。
 
失礼しました。
 

____500x500 Map-It

  

そうか、沖合にある島も、薩摩川内市なんだ。

いつ薩摩川内市ができたかはわかりましたが、

今度はこの島に興味を持ちました。

いずれ・・・・

 

子どもの名前や刀の名前にも「丸」がついた

今日は令和元年7月5日。

  

前投稿に引き続き、

昨年の9月23日放映の「ネーミングバラエティー 

日本人のおなまえっ!」より。

  

「丸」の話です。

番組では、船の「〇〇丸」について説明してくれましたが、

人名は出てこないなあと思っていたら、

森岡浩先生が言及してくれました。

Rimg2177  

子どもの名前に「丸」をつけたのも、

汚らわしいものを悪霊が嫌う説です。

そしてさまざまなものに「丸」がつけっれているとして、

ボードが示されました。

Rimg2178  

さらにさらに、「麻呂」「麿」も、もとは「丸」だった説も

紹介されました。

Rimg2179  

話は名字の「丸」に。

Rimg2180  

この番組放送時は広島カープの丸選手の

「丸」はどんないわれがあるのか、

アンガールズの山根さんが質問しました。

森岡先生が即座に答えました。さすが。

124881ec http://ailovejyaiantu.blog.jp/archives/16616851.html

  

森岡先生の答え。☟

Rimg2181  

房総半島の先っぽに「丸」という地名があるそうです。

そこに住む人たちは、「丸」という名字を名のったとのこと。

 

本当か?

調べたくなります。

丸佳浩選手の出身地を調べました。

確かに千葉県!そして勝浦市。

勝浦市の中に「丸」という地名があるのかな?

なかった。

範囲を広げて探しました。

南房総市に「丸本郷」という地名がありました。

Photo Yahoo!地図

発見できず。

 

でもこの番組のおかげで、

「丸」についてさらに知ることができてよかったです。

  

船の名前「〇〇丸」が多いのはなぜか?

 今日は7月5日。

 

毎週心療内科に通っていますが、

その度に薬が増量されていきます。

どれくらい飲んだら、今の自分に合うのか、

お医者さんも試行錯誤のようです。

 

私にとっての気晴らし。

ブログをまた更新していきたいです。

 

またまた番組の読み物化。

昨年の9月23日放映の「ネーミングバラエティー 

日本人のおなまえっ!」をやっと見ました。

お名前の疑問が次のものでした。

Rimg2161  

「〇〇丸」は、以前にも書きました。

ここでも道草 日めくりより/船の名前に「丸」がつくワケ(2019年6月24日投稿)

このとき以上の情報があったので、

書き留めておきたいです。

 

船の名前に「丸」をつけた最も古いのは鎌倉時代だそうです。

Rimg2162

Rimg2163  

さらに、国が船に「丸」をつけることを

勧めている時期があったそうです。

Rimg2164  

では、なぜ「丸」をつけるのか?

この方が教えてくれました。☟

Rimg2166

大阪府立大学大杉徹教授です。

大杉先生は、トイレに言って便器をさして説明しました。

Rimg2167

Rimg2168

Rimg2169

Rimg2170  

「おまる」は「入れ物」の意味だけでなく、

排泄物そのものも「おまる」という説があることを

初めて知りました。

でも違和感はないです。

結局「おまる」は「汚い」という意味です。

  

つぎに大杉教授が示してくれたのは中国の古文書。

Rimg2171  

この古文書に書かれていることを要約すると、

やけどを負った場合は、豚のふんを加工して傷口にあてます。

てんかんの治療には白鶏と犬の糞を用意します。

 

ここから聞き書き。

 

大杉:昔の考え方は、おできができていたら、

  その中に病気のもとになる悪霊みたいなものが、

  入り込んで病気になる。

  悪霊が逃げ出してしまえば、

  病気のもとが退散するから

  病気が治る。

Rimg2172

ナレーター:実は悪霊は、汚いものや臭いものが大嫌い。

  動物の糞をつけると、悪霊が退散すると考えられてきました。

  この考えが日本に伝わり、船に応用されたと言います。

  海難事故から船を守るため、

  名前にわざと丸をつけたという説です。

Rimg2173

Rimg2175

Rimg2176  

中国の文献が語っていたことが興味深いです。

日本人も中国の考え方を見習ったのでしょう。

  

今回は船の名前でしたが、人名につく「丸」は?

と思っていたら、出てきました。

次の投稿で。

2019年7月 4日 (木)

「ヘウレーカ!僕はどこから」その5/ゲノム解析で、日本人は縄文人の影響を受けていることが判明

 

今日は令和元年7月4日。

  

前投稿に引き続き、昨年の10月31日放映の

又吉直樹のヘウレーカ! 僕はどこから来たのですか?」より。

  

ミトコンドリアDNAやY染色体DNAだけでなく

ゲノム(すべて)を調べるゲノム解析によって、

いろいろなことがわかってきたようです。

  

前記事でも載せた分布図です。

Rimg2080  

この図の「東アジア」の部分をクローズアップ。

Rimg2157  

この図から何が分かりますか?

東南アジア~漢民族はつながっていて、

漢民族と韓国も近い仲間です。

ところがそこから本土日本・沖縄は大きく分岐し、

その先には?を記したドットがあります。

?は何だ?

 

Rimg2089

縄文人が日本に早々とやってきて住んでいました。

南の方が多く住んでいたけど、

それでも日本の多くの場所に縄文人が住んでいました。

そこに大陸から、主に朝鮮半島から弥生人が入ってきて、

緩やかに縄文人と交わっていったのではないでしょうか。

縄文人のドットに向かっていくのは、その証拠だと思います。

興味深い図です。

 

又吉直樹さんのDNAは、どのあたりか。

Rimg2159  

それを篠田先生が示してくれました。

Rimg2158

沖縄と日本本土の間。

母親のふるさと奄美大島付近でした。

至極当然の場所だったのです。

ゲノム解析の精度に驚きました。

 

  

以上、勉強になった番組を読み物化しました。

  

2019年7月 3日 (水)

「ヘウレーカ!僕はどこから」その4/DNAからイタリア人だとわかる

今日は令和元年7月3日。

  

7月1日の記事に引き続き、昨年の10月31日放映の

又吉直樹のヘウレーカ! 僕はどこから来たのですか?」より。

  

又吉直樹さんと篠田謙一先生は、

国立科学博物館の自然史標本棟に行きます。

全国各地で見つかった人骨が保管されている場所です。

そこでもう1人、先生が加わりました。

Rimg2069

坂上(さかうえ)和弘先生です。

  

坂上先生と篠田先生は一緒に人骨の研究をしていて、

ここ数年で、2人の先生が最も印象深かったという

骨を見せてくれました。

Rimg2074

☝ 切支丹屋敷跡から発見された骨。全身の骨が発見され、

その頭蓋骨の骨を修復したもの。

保存状態が悪かったので、やっとここまで修復したそうです。

切支丹屋敷とは?下の図を参考にしてください。

Rimg2075

「禁教令下の江戸時代に宣教師を収容した施設」

禁教であるにもかかわらず日本に入ってきた宣教師を

幽閉する場所だったのです。

今回発見された人骨は、ある有名な宣教師ではと予想されました。

Rimg2076

ジョパンニ・バッティスタ・シドッチです。

  

シドッチは、切支丹屋敷に幽閉されていたことは

記録に残っているのですが、亡くなった後どうなったかが、

謎だったそうです。

  

いきさつを聞き書きします。  

 

ナレータージョパンニ・バッティスタ・シドッチは、

  イタリア生まれのカトリック宣教師だった。

  1708年、40歳の時、布教のため海を渡って

  屋久島に上陸。しかし、すぐにとらえられ、

  江戸の切支丹屋敷に収容されてしまう。

  シドッチは、詮議をした幕府高官、新井白石に、

  人格、学識を認められ、辛くも処刑をのがれる。

Rimg2077

Rimg2078

  しかし、屋敷の下働きの夫婦を洗礼したことが

  発覚し、地下牢に幽閉され、46歳で衰弱死。

  その後、遺体がどのように扱われたのか、

  正確な記録は残っていない。

Rimg2079  

頭蓋骨のの形状から、日本人ではないと予想はできるそうです。

身長も、当時の日本人には珍しい高身長で、170cm以上でした。

だからシドッチの骨の可能性はあるわけですが、

2人の先生は、人骨からDNAを取り出して

より正確に調べることに挑戦しました。

DNAを取り出したのは歯でした。

 

ミトコンドリアDNAとY染色体DNAだけでなく、

すべてのDNAを調べる最新の方法で解析を行いました。

これを「ゲノム解析」と言うそうです。

Rimg2156

NHKスペシャル 人類誕生」でも時々出てきていた言葉です。

  

人間の遺伝子の99.9%は同じだそうで、

残りの0.1%の違いで、人間は違ってくるそうです。

その違いに注目することで、

分布図ができ、発見された人骨がヨーロッパ人であることが

わかったそうです。☟

Rimg2080

さらに、ヨーロッパ付近をアップにした分布図が

これです。☟

Rimg2081  

DNAを解析した結果、イタリア人であることが

わかったのです。すごいです。

  

シドッチについては、太宰治も書いているそうです。

Rimg2083

地球図」という短編小説です。

もちろん、太宰治大好きの又吉さんは読んでいて、

シドッチが、イタリアで本で勉強した日本語が

正確ではなかったこととか、

日本人はみんな、ちょんまげを結って刀をさしていると思って

その格好で上陸したら、そうじゃなかったといった

逸話が紹介されました。

Rimg2084

短編なら、読んでみようかなと思いました。

  

 

2人の先生は、頭蓋骨をもとに、

シドッチの復顔像を作りました。

その写真です。

Rimg2085

Rimg2086

Rimg2087

Rimg2088  

やさしく説いて聞かせた宣教師だったんだろうなあと

思います。

  

ここに書いたことは、この本に詳しそう。

91faxfp2epl

amazon

江戸の骨は語る 甦った宣教師シドッチのDNA

(篠田謙一著/岩波書店)

  

つづく

2019年7月 2日 (火)

日めくりより/真ん中の日 「乾」の意味 コメリのCM

今日は令和元年7月2日。

  

日めくり「雑学王」(TRY-X)より。

1年の真ん中は何月何日か?

Epson035_2  

今日が1年の真ん中だったんですね。

皆さん、前半どうでしたか?

  

 

乾電池の単1、2の「単」の意味は?

Epson032_2  

「単」の意味よりも、「乾」の意味が印象に残りました。

乾電池↦「パワー」と連想して、

今日、テレビで見かけたCMを紹介。

Youtubeで見ることができました。


YouTube: CM コメリ パワー

コメリのCMです。

アイデアあるCMで、面白いなあと思いました。

そういうCMはブログに載せておきたくなります。

写真に撮って並べます。

動画じゃないとわからない面白さもありますが、

まあしょうがないですね。

Youtube映像が消される前に、楽しみましょう。

Photo

Photo_2

Photo_3

☝ ぜひ動画で!

Photo_4

☝ これも動画じゃないと面白さがわからない。

  

Photo_5

Photo_6

☝ これは動画でなくても楽しめます。

Photo_7

☝ バン!と叩いて文字部分が落下。

こういう作業をやった人でないと浮かばない

アイデアだと思いました。

 

こういうCMを見ると、刺激を受けます。

どうせ何かするなら、アイデアを少しでも

ひねり出したい。

 

2019年7月 1日 (月)

日めくりより/@マークの由来は?

 

今日は令和元年7月1日。

  

日めくり「雑学王」(TRY-X)より。

メールの「@」は「壺」に由来する?

Epson031  

「アンフォラ」が実際にどのようなものか。

pixabayで検索するといろいろありました。

2枚選んで載せます。

Amphora170621_1920 pixabay

Amphora2728957_1920 pixabay

でも、なぜこの壺がメールアドレスに関係するんだろう?

少しその疑問を解決してくれるのが、このサイト↓

ネット社会に欠かせない「@(アットマーク)」記号の由来って?

引用します。

  

@(アットマーク)のaは、

このアンフォラの頭文字に由来していると言われています。

アンフォラは単位としても使われており、

1アンフォラは25.79リットルだと決められていました。

これを元にして単価を表し、

@記号は実際の取引にも使用されていたそうです。

日本では「単価記号」として、

会計での略記に使われてきましたが、

一般の人にとってはなじみのある記号ではありませんでした。

広く普及したのは、1990年代後半以降に、

電子メールが使われるようになってから。

ちなみにメールアドレスに、

最初に@(アットマーク)を使ったのは、

電子メールの創始者であるレイ・トムリンソンです。

メールアドレスで使われるときのこの記号は、

「at some other host」の略語です。

会計で使われるときは「at a rate of」の略語として

使われるので、同じ記号でも意味が異なるというわけですね。

  

すでに記号としてあったのですね。

それをまねた?と考えていいのかな?

「ヘウレーカ!僕はどこから」その3/Y染色体DNAで父系のつながりがわかる

 

今日は令和元年7月1日。

  

前投稿に引き続き、昨年の10月31日放映の

又吉直樹のヘウレーカ! 僕はどこから来たのですか?」より。

  

今回はY染色体DNAの話。

これは父親が息子に渡す染色体。

男性だけに延々と引き継がれたDNAです。

Rimg2073

Y染色体DNAをたどれば、父系のルーツがわかるわけです。

又吉さんのDNAはD1bというグループ。☟

Rimg2138  

次に篠田謙一先生が見せてくれたのは、

D1グループが、世界のどこに親戚がいるのかを示した地図。☟

Rimg2139  

円グラフの黄色の部分がD1bグループ。

大陸の周辺部分に分布しています。

篠田先生が言われるには、タイの少数民族が

D1bの発祥の地で、そこから移動して、

日本列島にやってきたグループだそうです。☟

Rimg2140  

チベットに多いのは、タイからやっと山を越えた少数の

D1bのDNAをもった人たちが、

そこで脈々と生きのびた証だそうです。

日本列島に来るのも海を越えねばならず  

たいへんな旅をしたD1bのDNAをもった人たちが

生きのびた証です。

  

 

その後の篠田先生の話は特に興味深いので、

聞き書きします。 

 

篠田:例えばですね、今から500年前、コロンブスが

  新大陸を発見して、新大陸には

  ヨーロッパ人がどっと入ってきますよね。

  主に男性が入ってきます。

  今、南米の先住民の人たちのDNAを調べるとですね、

  (母系の)ミトコンドリアDNAは、

  もともと南米にあったDNAが多いんですが、

  (父系の)Y染色体DNAは、8割方置換しています。

Rimg2063

Rimg2064

Rimg2065

Rimg2066

Rimg2067

  日本の場合は、そうなっていないのは、

  あとから圧倒的に入ってきた稲作農耕をやった人たちが

  圧迫していかなかったという姿なんですよね。

Rimg2068  

DNAを解析することで、歴史上で起こったことが

見えてきてしまうのです。

南米では、主に男性のヨーロッパ人がやってきて征服し、

南米の男性を排除し、南米の女性と交わったということです。

圧迫したのです。

日本の場合は、縄文人が住んでいた日本列島に、

後から弥生人がやってきたが、DNAの解析から、

偏りはないので、緩やかに交わっていったことが

想像できるというわけです。

縄文人のDNAも受け継がれているのです。

ネアンデルタール人のDNAが受け継がれているように。

※参考:ここでも道草 「人類誕生②ライバルとの出会い」その4/現代を生きている私たちにつながっているのです(2019年6月26日投稿)

 

南米の制服の悲惨さが想像できて辛いところですが、

仲良く過ごす縄文人と弥生人を想像するのは楽しい。

  

つづく

  

「ヘウレーカ!僕はどこから」その2/ミトコンドリアDNAで母系のつながりがわかる

  

今日は令和元年7月1日。

  

前投稿に引き続き、昨年の10月31日放映の

又吉直樹のヘウレーカ! 僕はどこから来たのですか?」より。

  

篠田謙一先生は、骨からDNAを取り出して研究しています。

 

Rimg2125

久々に見る細胞の図です。

核の中にDNAが入っています。

もう一つ、祖先をたどっていくのに重要な役わりをはたすのが、

ミトコンドリア。この中にもDNAが入っているそうです。

Rimg2126  

  

自分には父親と母親がいて、父親、母親にも、

かならず父親と母親がいました。

それをたどっていくと下のような図になります。

Rimg2070  

先ほどのミトコンドリアに含まれるDNAは、

母親から伝えられるDNAなのだそうです。

したがって、ずっと母系のつながりを

解き明かすことができるわけです。

Rimg2072  

すごいすごい!

つまり同じDNAを持っている人たちの分布が分かれば、

移動したルーツがわかるわけです。

  

  

Rimg2127 でも元々は少人数の人類から別れたわけで、

上の表のように、ミトコンドリアのDNAの系統図があります。

ものすごい量です。

 

篠田先生が言うには、LOというのが世界最初の

人類のミトコンドリアDNAだそうでだそうです。

そこから分岐して分岐して・・・・・分岐していきます。

この系統図から、おおもとのミトコンドリアDNAを

持つ人たちは、アフリカにいることが判明。

やはり人類の誕生はアフリカなのです。

  

21世紀になって、爆発的な技術革新によって、

DNAを簡単に読むことができるようになった」(篠田先生談)

  

DNAの解析からも、人類がアフリカ起源であることが

証明されたのです。

アジアの集団は、アフリカのL3という集団から別れた

MとNが起源になっています。(番組を見ていないとわけわからないですね。

すみません。でも続けます。自分の覚書です)

Rimg2129

Rimg2130

  

又吉さんはどうか。

又吉直樹さんの唾液から、

又吉さんのミトコンドリアのDNAが特定されました。

Rimg2131  

M7b1a1a1

 

それを系統図で表すとここ。☟

Rimg2132  

その次に、篠田先生が見せてくれたのが、

次の地図。☟

Rimg2133  

ナレーターの地図の説明がよかったです。

聞き書きします。

これは東アジアのたどり着いたミトコンドリアDNAの

グループが、どこで分岐したかを推定した図。

 

又吉さんのルーツはここ。☟

Rimg2134  

そうなると、又吉さんの母系のルーツの人たちは、

台湾・沖縄経由で移動したのかと思いきや、

篠田先生は次のように予想していました。

Rimg2136  

朝鮮半島経由でした。きっと何か根拠があるのでしょう。

篠田先生は次のような事も言っています。        

Rimg2141_2

☝ 日本列島には、旧石器時代から縄文時代にかけて

人類(ホモ・サピエンス)が3方向からやってきました。

弥生時代になってから、このあたり(青丸で囲われた場所)から、

稲作の技術を持った人たちが入ってきました。☟

Rimg2142

Rimg2143  

又吉さんの母系の祖先は、この青矢印で入ってきた人たちの

1人だというわけです。

DNAを解析することで、このようなことがわかるのですね。

 

ちなみに又吉さんの出身地は、奄美大島です。

 

  

今回は母系の話でしたが、次は父系の話です。

最近の写真

  • Img_5615
  • Img_4213
  • Img_4211
  • Img_4210
  • Img_4208
  • Img_4206
  • Img_4016
  • Img_5397
  • Img_5349
  • Img_5347
  • Img_5346
  • Img_5345

楽餓鬼

今日はにゃんの日

いま ここ 浜松

がん治療で悩むあなたに贈る言葉