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2017年11月15日 (水)

二川宿本陣資料館/「末広五十三次 二川」(歌川貞秀 作)

今日は11月15日。

  

11月11日。

豊橋市にある二川宿本陣資料館に行ってきました。

  

そこで買ってきたクリアファイルです。

Rimg1196  

中に入れてある紙を抜くと、下のようになります。

Rimg1197

背景が合わさって作品になるという仕組みです。

面白いことを考えます。

  

でもこれって、「竹林の不二」に通じる発想だなと思います。

※参考:ここでも道草 「北斎インパクト」/「竹林の不二」の何がインパクトなのか(2017年11月12日投稿)

手前にあるものを描き、その向こう側に背景を描くことで、

遠近感を出そうとしているように思えます。

ただこの絵は遠近法が取り入れられていて、

十分遠近感は出ています。

  

  

さて、次のは私の版画作品。

Epson769  

これは二川宿本陣資料館の体験コーナーで作った版画(浮世絵)。

浮世絵の刷り疑似体験コーナーの写真。

Rimg1150  

最初に黒を刷ります。「黒色刷り」

Rimg1156  

できたのはこれ↓

Rimg1151_2  

    

次は「赤色刷り」

Rimg1157 

先に「黒色刷り」でできあがった画面に、

「赤色刷り」のデザインをかぶせました。

出来上がったのはこれ↓

Rimg1152_2   

 

次の「緑色刷り」

Rimg1158  

出来上がったのがこれ↓

Rimg1153  

 

ラストが「青色刷り」

Rimg1159  

いよいよ完成↓

Rimg1154  

浮世絵はこうやって作るのでしょうか?

  

今回の疑似体験コーナーの版木は

ゴム製のものでした。

4色だったので4枚でした。

本当の浮世絵も、

色ごとにそれぞれ版木がある?

それってすごいことではないでしょうか。

あれだけの細かい絵を、

ずれなく彫って、再現するのは

難しいことだと思います。

色ごとにそれぞれに版木があるのが

信じられません。

本物の浮世絵の版木を見たいと思いました。

  

ちなみにこの作品は「末広五十三次 二川」(歌川貞秀 作)

061c001034 https://ja.ukiyo-e.org/image/waseda/012-1526

  

ここにも「末広五十三次」の絵があります↓

WEB錦絵美術館 豊国、芳年、他「末広五十三次」2

コメント

手塚です・先日のサークルで、ファイルや版画の体験グッズは見ましたが、実際に体験もしたんですね。その作品も見たくなりました。

二川宿本陣資料館で刷りの体験もできますが、
今回資料館で借りた体験グッズで
じっくり刷りをやってみました。
その作品は近日中にブログにアップします。
見てください。

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