20170902報告その9.「注文をまちがえる料理店」
今日は9月19日。
9月16日の記事の続きで、9月2日のキミヤーズ塾の報告を書きます。
赤木和重先生のお話したことからピックアップ。
〇「注文をまちがえる料理店」について紹介されました。
間違えたっていいじゃないかという発想。
赤木先生の要項によると・・・
認知症という「病気観」の転換
「治す」「食い止める」だけではなく
「今のままがOKよ」という発想。
=「障害」のとらえかたにも通じる
「できる」「治る」がそのまま幸せにつながるとは限らない。
※「障害」の見方については「今のままがOKよ」という発想はいいことだと思う。
集会でつい大きな声で反応してしまう特別支援学級の子ども。
教師がそれを𠮟責してやめさせようとするのはいいことかと思ってきました。
その後永遠に大きな声を出すわけではありません。
つい出てしまった声なのです。
微笑ましく見ていたいなと思います。
〇「注文をまちがえる料理店」については、
昨日(9月18日)の番組で放映されていました。
東京でこの3連休限定で料理店が開店していました。
その番組のこと。そしてそれにかかわった人の話など、
少々道草になりますが、ここに書き留めておきたいです。
その番組とは、テレビ朝日系の「羽鳥慎一モーニングショー」です。
チャンネルを変えたら、「注文をまちがえる料理店」についてやっていて、
急きょ録画しました。
聞き書きします。
ナレーター:一方、店では、万全のフォロー体制も整えられていました。
ハンバーガーがA。
担々麺がB。
オムライスがCと、簡単に注文がとれるようにし、
料金も一律1000円。
間違った料理が来た場合、取り換えることができます。
しかし、みんな笑顔で受け入れ、間違った料理を楽しんでいたといいます。
主催者は、認知症の人を笑いものにしてしまうのではないかという
不安も抱えていましたが・・・・
お客さん1:認知症といっても(活躍できる)場所を設けてあげるということは、
すごくいいことだと思う。
お客さん2:もっとこういったお店ができたらいいなと思います。
ナレーター:注文を間違えても、みんなが笑顔のレストラン。
和田行男さん:人は”目に入る””肌にふれる”刺激を取り込んで
何かこう活力を得て生きている気がするんですね。
認知症の人たちが、自ら自分の姿を見せることで、
認知症じゃない人たちを変えていけると思うんですよね。
羽鳥アナ:すごくいいお店だと思います。
山本アナ:今回の「注文をまちがえる料理店」というのは、
3連休限定でオープンしていて、今日(9月18日)が最終日なんですよね。
(中略)
近い将来、高齢者の5人に1人が認知症になると言われている時代ですから、
私たちが認知症の人を理解して、お互いが助け合って心地よく生きていく
すごくいいきっかけなるなあと思いました。
実行委員長の和田さんによると、今後は期間限定ではなく、
常設のレストランにしていきたいということです。
実際に働いている人の反応なんですけど、
認知症になってしまうと落ち込んだり、外出を控えたりする傾向があると、
ご自身もですが、周りの家族もやっぱり外に出さないようにしてしまう
傾向があるんですけど、実際にやってみると、こうやって明るく積極的に
なったように感じられると。
表情を見てみると、店員さんもお客さんも笑顔になっていて、
すごくおおらかな空気がお店にあふれているそうです。
(中略)
住田さん:認知症の方も、こういったコミュニケーションによって、
進行もかなり緩やかになりますし、それから怒ったりしないで笑いなので、
引きこもり出なくなるので、とってもいいと思いました。
(中略)
山本アナ:反響が韓国やオーストラリアからもあって、
自分の国でもやってみたいというのが海外の国からもあるので、
それは素晴らしいことだと思います。
(中略)
玉川さん:どんな立場にいる人でも、社会とのつながりというのがすごく大事なんです。
人間にとっては。人間は社会的な生き物だから。
やっぱり社会とつながって、できればそれが仕事であるということが
もっといいわけですよね。それは誰にとってもいいことなんです。
(後略)
みんなで間違っても笑顔で受け入れて、間違った料理を楽しんでいたという
素晴らしい雰囲気。
障害のある子の行動にも受け入れる姿勢を
周囲の人たちが持てるといいと思いました。
でも日本の教育は、障害のある子を浮かび上がらせて、
その子を「直す」「どうにかする」「そうじゃないと将来たいへん」といった
流れになっていしまいます。
つづく
Forbes Japan 「注文をまちがえる料理店」のこれまでとこれから
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