テレビや本で「発達障害」を勉強する
今日は5月17日。
5月15日朝日新聞朝刊の記事です↓
5月21日放映予定の番組
「発達障害~解明される未知の世界~」は注目です。
「ザ・テレビジョン」の写真です↓
新聞記事によると、この番組を皮切りに、
今年度は発達障害の最新の研究に迫ったり、
当事者らの声を取り上げたりするそうです。
特別支援学級担任になって5年目。
「発達障害」に取り組んできていましたが、
まだまだ未知の部分があり、
これから解き明かされていくことのようです。
確かに指導方法が確立されているわけではないと思います。
日々、良かれと思う指導を実践しています。
現在読書中の本は
「COCOA 自閉症を生きた少女 1 小学校編」(天咲心良著/講談社)
です。
発達障害の当事者が自らの壮絶な体験を克明に描いた衝撃作。
本書は、自閉症スペクトラム障害である著者が、
自身の半生をもとに描いた、自伝的小説である。
※amazon COCORA 自閉症を生きた少女 1 小学校 篇 より
この本の特徴は、本文中の主人公の行動に対して、
著者が補足説明を行っているところです。
たとえば・・・29p
園には当時、幼児だけでも十数人は子供たちがいたはずだが、
三、四歳を過ぎても、私には誰の顔お見分けることができなかった。
※自閉症スペクトラム障害(ASD)の一次障害:
相貌失認(そうぼうしつにん)人の顔が分からず、
人の見分けがつかない障害。
多くの場合、背格好や性別、声の特徴などで人を見分けている。
表情を読み取ることも困難。
このように、主人公の行動にラインが引かれ、
その行動に対する補足説明が※印の後に書かれています。
小説を読みながら、発達障害の勉強にもなる本です。
『発達障害の子どもたち』の著者で、
児童精神医学の第一人者 杉山登志郎さんは、
「発達障害と精神的虐待がもたらす多重で複雑な内奥を
世界で初めて開示した作品」と最大級の賛辞を贈っています。
参考:講談社BOOK倶楽部
お薦めです。
テレビや本で発達障害について勉強をする。
そのことがいいきっかけになって、適切な指導法が発見できるかも。
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