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2016年5月 4日 (水)

引用「やってはいけない104のこと」/指を使おう

  

今日は5月4日。

  

前投稿に引き続き、

「読み書き算数ができる子にするために

やってはいけない104のこと」(立石美津子著/中経出版)

からの引用です。

  

小学校に入学すると毎日のように新しいことを教わります。

その時、苦労することなく覚える子どももいれば、

何回繰り返しても、ちっとも覚えられない子どももいます。

この差はいったい、何だと思いますか。

「先行体験」という言葉があります。

紙面で習うことを先に実際に体験していることです。

この先行体験をどれだけ幼児期にしているかが、

小学校に行って伸びるか伸びないかの決定打になります。

すぐに理解する子は豊かな先行体験を持っています。

先行体験とは、生活の中での実体験、

どんな家庭環境で育ってきたかです。

算数力は家庭環境によって左右されます。(125p)

  

【指を使うことを禁止している】

指を使って計算することを禁止してはいけません。

指は無料で、いつでもどこでも使える天然計算機です。

指を使うことによって数量と数を一致させることができます。

(中略)

数字と実物を一致させられる。

これが指を使うことの大切さです。

(131p)

  

  

7個のもの数える時、「5の固まりと2で7」と即答できる子、

5の固まりを作れずに1・2・3と数える子がいます。

12個を「10と2で12」とできず1から数える子・・・・

(中略)

固まりで数えるやり方は、(中略)

プリントで習うのではなく

幼児期に床におはじきをまいて「早く数える競争」をやり、

自分で数の固まりを発見する体験をすると

すぐに理解できることです。

どんなに数が大きくなっても躓きません(つまずきません)。

1円玉を1000枚くらい貯めておいて、これをばらまき、

100円玉、10円玉、5円玉に替えて、

いくらあるかを考えさせるのも面白いです。(135p)

  

 

【家に温度計をかけていない】

毎日、テレビで天気予報が流れます。

最高気温・最低気温も出ます。

温度計も、もちろん数字の表示されるものではなく、

赤い液が上下する古いタイプのものを

部屋の片隅にかけておきましょう。

毎日、温度計を見て服を選んだり下着を選んだり、

気温を自分の身体で体験できます。(159p)

  

※これは教室でやっているぞ。

ついでにわが教室の一工夫を紹介しちゃいましょう。

外気温を測るのに、外に温度計をつるしましたが、

直射日光を浴びると、気温は正確に測れません。

そこでこんなミニ百葉箱を作ってみました。

Rimg4044

Rimg4045

 Rimg4046 

ふだんは教室内につるしておきます。

朝、教室に来た時に、すぐに外につるします。

そして子どもが毎朝外気温を測ったら、

また教室内に戻します。

 

以上で引用は終了です。

立石さんの本は、納得の内容が多かったです。

できたら講演会に参加して話を聞きたいと思いました。

毎週金曜日に更新されるブログも読んでいきたい。

立石美津子オフィシャルサイト ブログ「ちょっと聞いてよ」

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