「進捗」が読めませんでした
今日は4月26日。
前投稿のつづき。
読めなかった漢字の第2弾。
進捗
「しんぽ」?
読めませんでした。
「しんちょく」!「進ちょく状況」と聞いたことがありましたが、
「ちょく」の漢字は浮かんでいませんでした。
意味は「ものごとがはかどること」
用例は「工事の―状況」「仕事が―する」です。
「捗」が全く馴染みがなかったです。
この字、手偏に「歩」と思いきや、よく見ると点がひとつありません。
興味深い字です。
訓読みを探しました・・・・・「はかどる」!「捗る」
そうか、これが「はかどる」の漢字だったのですね。
仕事がはかどった時には、この「捗」を思い出さないといかんなあ。
点がひとつないことにこだわって文章を書いた人がちゃんといました。
須場ブログで引用されているHPはここ↓
これらを読んで面白いことを知りました。
簡単に書くと・・・・・
・「歩」という字は元々右側の点はないのが正しいとされていた。
・当用漢字が制定される時に、複雑な漢字は簡略されたが、例外があった。
その一つが「歩」
書きやすさのためか、点がつくのが正しいとされた。
・国語審議会が2000年に「表外漢字字体表」を答申。
これは「常用漢字表」に含まれない漢字の字体を、初めて定めたもの。
この時、「捗」は点ののないものが正しいとされた。
なのだそうです。
「捗」を見て、点がないことに違和感がありましたが、
実は元々はそちらが正しくて、歩くに点があるのが新しいのです。
「表外漢字字体表」はWikipediaに載っています。
687文字目に「捗」があるのが確認できます。
さらに!この「捗」は2010年に常用漢字に追加されていました。
ここでも道草 「当用漢字」「常用漢字」の歴史(2015年3月30日投稿)
ただ・・・この図だと、「捗」に点がある?
おかしいなあ。
「捗」に少しは馴染みができました。
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