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2015年3月30日 (月)

「鬱」が「常用漢字」に入った理由

  

今日は3月30日。

  

前投稿のつづき。

  

2月9日放映の「池上彰 が伝えたいこと 実はみんな知らない日本

そして生放送で『イスラム国』問題」より。

  

常用漢字の説明の中で、池上さんは「鬱」の字について触れました。

 

「鬱」なんてふだん書かない漢字です。

なぜ常用漢字に入ったかというと、

携帯やパソコンの普及でふだん書かない文字まで変換でき、

多くの人が読めるようになったからです。

この理由にびっくり。

ワープロやパソコンが普及した時に、

漢字が書けなくなる心配がありました。

その予想は当たったかもしれませんが、

読める漢字が増えるという副作用?があったのですね。

Rimg0935

  

そうやって、あらためて2010年に増えた漢字を見ると・・・

Rimg0933_2  

難しい漢字があちこちにあることに気がつきます。

読めても書けない漢字が多いです。

  

脊髄(せきずい)の「脊」

楽しい顔をした絵だなあ。

  

臆病(おくびょう)の「臆」

「臆する(おくする)」の「臆」でもあるんだなあ。

なぜ意に月がつくことで、マイナスの言葉になるのだろう。

  

韓国の「韓」も晴れて常用漢字になりました。

  

名誉毀損(めいよきそん)の「毀」

書けないよう。

  

「臼歯(きゅうし)」「脱臼(だっきゅう)」の「臼」

「臼」は「うす」だよね。

なぜ「脱臼」でこの漢字が使われるのだろう?

骨と骨の接合部分がずれるのが脱臼。

確かにその接合部分は臼のようになっているなあ。  

  

「真摯(しんし)」の「摯」

真摯はいい言葉です。

真摯はやっぱり漢字ですよね。

「しんし」じゃ伝わらないし、「真し」じゃ笑っちゃいます。

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