20150228報告6/「今何をしていると思う?」
今日は3月4日。
前投稿の続き。
2月28日のキミヤーズ塾で勉強をしたことをまとめています。
〇村上公也先生は、創作漢字の意味づけをする模擬授業をやってくれた。
・生徒役は、会場からの立候補者。教師2人と保護者と村上先生の元教え子。
・2人の生徒が、カードをそれぞれ引いて、その2枚のカードで創作漢字とする。
・その創作漢字を見て、他の2人が「訓読み」「なぜそう読むかの意味」
「その漢字にまつわる経験など」「音読み」を発表する。
・その発表を聞いて、どちらが良かったかを他の1人が判定する。
もうひとりは、判定結果が出る直前に、握りラッパを鳴らす役。
〇この模擬授業で、保護者の方が、示された創作漢字の「訓読み」「意味」が
思いつかない場面がありました。その時に村上先生が時間稼ぎをしていた。
「今何をしていると思う?」とほかの生徒役の人たちに聞いた。
しばらく間をあけて、「休んでるねん」(う~ん、京都弁?)
このセリフが良かったなあ。いつか使いたい。
古里先生が言われるには、以前黒板に向かって立っていて、行動が止まり、
子どもたちに「今何をしていると思う?」と聞いたとのこと。
その時には「考えてるねん」だったそうだ。
次にどう進めるか忘れてしまった模様だったとか?
〇握りラッパの人が、模擬授業後に言っていたことで、
「いつ鳴らすのか緊張していました」が印象に残った。
授業中に役割分担・代わり番子をすることで、
子どもたちの集中力は高まることを、この言葉から思った。
〇1回目にAさん、Bさんの順番で袋からカードを引いた。
2回目をやるときに、村上先生は、Aさん、Bさんにこう言った。
「さあ、今度は新しいことをやってもらうよ」
「今度は先にBさんにカードを引いてもらって、その後にBさんが引くぞう」
「いいかい、わかったかい?」
こんな感じだった。こうやって言って、実際は順番を入れ替えるだけだが、
順番を入れ替えるだけでも、子どもたちには新鮮な行為となり、
授業にも集中できる。
※現在、ローテーションカードを教室でやるときには、
役割分担・代わり番子をしている。
「スタート係」「タイマー係」「記録係」である。
子どもたちはやる気を出して取り組んでいる。
なかなか話ができない1年生も、「タイマーいいですか」「先生いいですか」
「ヨーイ、スタート」を言うことを楽しむようになってきた。
一緒に学習をやっている感が出るのがいい。
今は「算数」でやっているが、
今日は「漢字」のローテーションカードに挑戦してみたい。
それぞれの学年の漢字の復習である。
ローテーションカードを使って、学級で一緒の学習する機会を増やしたい。
〇「勉強が好き 人と関わることが好き」
そんな子どもが目指す姿であることを、教師も保護者も共通認識したい。
そんなことも村上先生は言われた。
学習の力を無理につけさせようとして焦ることで、
子どもがやる気を失うような学習を押し付けていなか?
プリントを連発していないか?
※最近、勤務校では懇談会を保護者と行っている。
来年度の方針を一緒に相談するためだ。
その時にさっそくこの話をした。
目指すは「勉強が好き 人が関わることが好き」な子どももであると。
こうなったら、子どもの将来はきっと明るいと信じる。
〇「ひらがな」の学習の前に「漢字」から
・これは、夏休みに村上先生に教えてもらって、
2学期から自分の教室に来たお試しの1年生に実践した。
2人はすっかり漢字好きになっている。
文字が嫌いになっていないだけでも最低限OKだと思っている。(つづく)
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