「好きなモノ。。。腕時計」2.独立時計師
今日は2月9日。
「好きなモノ。。。腕時計」(1月29日放映)より。
前投稿のつづき。
番組のゲストの人たちは次のとおり。
安めぐみさんは初心者と紹介されましたが、
他の人たちは時計好きで知られている人たちだそうです。
時計の所持数が驚きでした。
矢作兼さん、16本。
東儀秀樹さん、160本。
並木浩一さん、300本。
ジローラモさんは何と1000本。
ちなみに初心者の安めぐみさんは4本。
私は最近やっと2本(1本は故障中で使えず)です。
自分からみると16本だって多いと思います。
それなのに、160、300、1000なんて、予想外の多さです。
そんな時計好きの人たちをうならせる人の話が紹介されました。
独立時計師。
企業に属さず、自分自身の名を刻んだ時計を作る孤高の職人のことです。
年に数本、自分の感性を作品で表現する時計の個人作家。
そんな独立時計師のうち、世界に認められた人が入ることができるのが、
独立時計師アカデミー。
日本人として初めて正会員になったのが、菊野昌宏さん。
彼の作品↓
文字盤の模様は枯山水の砂の模様が生かされているそうです。
菊野さんの工房↓
↓仕上げは駄菓子に使う黒文字に、ダイヤモンドペーストを付けて磨きます。
↓こうすることで、部品は見違えるように輝き始めます。
菊野さんはこう言います。
「中の機械が見えるようになっているので、
こうピカピカに磨いてある部品を見ていただいて、
なごんでいただくと、はい。そのために磨いていますね。」
磨くのは精度を上げるためなのかなと思っていましたが、
なごんでもらうためにやっているんですね。
そうなのですね。それでいいのですね。
きっとなごめると思います。
時計を、時間を知るためだけではなく、
ながめて楽しむためだと思っているのですよね。
菊野さんがこの道に入ろうと決めたのは、江戸時代の時計との出会いだそうです。
↑それが江戸時代末期に田中久重によって作られた「万年時計」だそうです。
天球儀、十干十二支、月齢・旧暦、洋時計、
和時計、二十四節気、曜日・時刻を表すことができるすごい時計です。
日の出から日の入りまでの時間を6等分する江戸時代の人たちの時の考え方。
季節によって変化する時の長さを、表示可能にした和時計に
菊野さんは心ひかれたそうです。
それがこの道に入った理由。
そして菊野さんは和時計の小型化に挑みます。
↑それがこれ。
菊野さんもスタジオに登場。
時計の値段はどうやって決めるのですかと問われて、こう答えています。
「時間ですね。どのくらいかかったかという。」
時間なんですね。なるほどと思った一言です。
東芝の創業者と記された田中久重。
この人にも興味を持ちました。
そしていつものようにテレビは私の味方になってくれました。
2月13日午前9時からBSプレミアムで、次の番組が放映されることを知りました。
2005年の放映の再放送です。
こんな過去の番組の再放送をテレビは用意してくれました。
予約をセットしました。楽しみです。
時計の勉強ができます。
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