夏の研修10 短所は実は長所
今日は8月25日。
夏の研修の報告。今回は8月6日。
メンタルヘルス[こども]理解セミナー
「臨床データから見る イマドキの子どもたちとの関わり方・間の取り方の秘訣」
(講師:麓聡一郎 会場:豊橋商工会議所)
この日は麓先生が午前と午後の2回講義をしました。これは午前の部です。
〇右脳と左脳を交互に使うと疲れにくい。
〇ヤマアラシのジレンマ 参考:Kousyoublog ヤマアラシのジレンマ
引用:寒さの中、二匹のヤマアラシが暖め合おうと近づきます。
しかし、近づきすぎるとお互いの体の針が相手に刺さってしまう。
かといって離れると寒くなる。
二匹は近づいたり離れたりを繰り返し、要約お互いに傷つかず、寒くも無い距離を見つける。
哲学者ショーペンハウエルの寓話を元に心理学の大家フロイトが考えたお話です。
お互い踏み込みすぎると傷つけたり、居心地が悪くなったりして関係が悪化する。
だからと言って離れすぎると疎遠になり、関係が保てない。
このような自己の自立と相手との一体感の間で感じられるジレンマがあり、
かつそのような意味とは逆に、お互い紆余曲折の末に、適度な距離が作れるようになる。
という肯定的な意味もあります。
相手の針の長さをよく考えて近づきつつ、遠ざかりつつ、
時には傷ついたり寒くなったりを繰り返して、
適度な距離感が掴める様になることがコミュニケーションのコツであり、
かつ最も難しいところですよね。
相手の針の長さを知ることと同時に自分の針の長さを知らなければならないわけで。
〇脳を3層に分ける
・脳幹・・・生命維持
・大脳辺縁系・・・情動 意欲 自立神経
・大脳新皮質・・・意志 言語 理解 推論
〇大脳新皮質の中にある前頭葉の役割
・情報の管制塔 思考 感情 欲求のブレーキ 我慢
・この前頭葉の働きを調べるのがクレペリン検査 単純な計算をする時に前頭葉は使われる
〇クレペリン検査の臨床データの積み重ねによって性格を診断する
〇通常を当然と考えない
・ファインプレーばかりを賞賛するな 当たり前を認める
・好結果ばかりを賞賛するな プロセスを認める
〇集中力
・MAX15分間 序(前フリ)5分 破(ドラマチックな展開)5分 急(急速なエンディング)5分
〇五感に訴える話し方をする
例:赤いリンゴでサクっと食べたら酸っぱかった。
〇頑張れないけど、認められたい気持ちがある
〇最近の日本は感情交流ができなくなってきた(情報交換になり終わってしまう)。
※携帯やパソコンのメール中心の交流 情報交換中心になる
〇自意識が強い反面、他者を気にする
・コンパスの法則 鉛筆側を意識すると、芯がずれる。
芯(支点 自分)をしっかりさせて相手に無理に合わせない
〇自慢したがる反面、劣等感を持っている
・ダンボの法則 劣等感を持っていた大きな耳は実は長所
短所は実は長所 短所修正ばかりで劣等感を助長するな
〇そっけない反面、愛情欲求が強い
・野菊の墓の法則 誰がなんと言おうと言い切る 「他の人がなんと言おうが自分はそうだ」
自己価値で褒める
〇心理テクニックの超基本
・認める 相手の様子をよく見て、そのまま声をかけてあげる 「つらいね~」「くやしそうだね」
う~ん、理解がイマイチかな。
・ファインプレーばかりを賞賛するな 当たり前を認める
・集中力のMAXが15分間
・短所は実は長所 短所修正ばかりで劣等感を助長するな
この3点がこれから生かせるかなと思うことです。
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