「知られざる国語辞書の世界」その6・・・国語辞書の紙は薄くて丈夫で裏写りしない/2013年山が笑う
今日は4月14日。
「山が笑う」状態は、思い返せば先週の4月8日にすでになっていたと思います。
例年になく早い!
記録が残っている平成17年以後を書き並べます。
平成17年 4月21日
平成18年 4月21日
平成19年 特定できず
平成20年 4月19日
平成21年 4月10日
平成22年 4月14日
平成23年 4月18日
平成24年 4月16日
平成25年 4月 8日
来年で10年調べたことになります。来年もやらなくては。
「山が笑う」状態は、とても綺麗なので忘れることはないでしょう。
それでは前投稿のつづきで、
3月23日にBS-JAPANで放映された
番組「知られざる国語辞書の世界 テレビ史上初!ことばサミット」のことを書きます。
〇国語辞典の紙
国語辞典の紙はとても薄くできています。
国語辞典と同じ枚数のコピー紙を重ねて比較したのが上の写真。
その薄さが、よくわかります。
薄いけど、丈夫なのです。
なぜか?
材料が違いました。
多くの紙は広葉樹が原料ですが、国語辞典の紙は針葉樹が原料だそうです。
広葉樹と針葉樹は、繊維の長さが違います。
広葉樹は約1mmですが、針葉樹は約5mmの長さがあり、幅も広いです。
したがって、繊維どうしの接触面積が大きく、丈夫になるというわけです。
薄いのに、裏写りがしないのも、国語辞典の紙の特徴です。
これは、紙が製造される段階で、チタンが混ぜられることで可能になりました。
これで裏写りがしないのです。
工夫されています。(つづく)
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