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2013年4月14日 (日)

「知られざる国語辞書の世界」その5・・・大槻文彦

 

今日は4月14日。

 

3月23日にBS-JAPANで放映された

番組「知られざる国語辞書の世界 テレビ史上初!ことばサミット」から。

前投稿のつづき。

 

〇たった一人の国語辞典の編纂(へんさん)

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1875年、文部省役人大槻文彦さんは、

国語辞書の編纂を命じられました。

近代的国語辞典の編纂は、近代国家になろうとしている日本にとって必要なことでした。

たった一人、編纂に取り組み、12年後に原稿が完成しました。

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原稿を受け取った文部省が不可解な行動に出ます。

原稿を渡しても返答がなし。

自費出版をするなら、原稿は下げ渡すとのお達し。

どういうこと?

大槻さんは、自費出版をすることを決め、金策に奔走します。

そんな大変な時期に、大槻さんは次女と奥さんを失います。

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それでも辞書の推敲・校正を続ける大槻さん。

国語辞書「言海」が完成したのは1891年、大槻さん44歳の時でした。

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全4冊。収録項目約4万。

17年の歳月をかけた自費出版での刊行でした。

4万を一人で!

 

大槻さんにとって、心に響く言葉がありました。

それは露命(ろめい)

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全身全霊をかけてのぞんだ国語辞典づくり。

それと引き換えに失った最愛の妻と娘を思い、

校正作業の終盤、この言葉にさしかかった時、

大槻さんは人知れず涙したそうです。

 

 

日本初近代的国語辞典がこうやって作られたことがわかったのは、

とてもいい勉強でした。

この番組は、本当に勉強になった。(まだつづく)

 

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