缶詰博士なる人がいた/ツナ缶の始まり
今日は4月29日。
ツナ缶について書いた投稿のつづき。
ツナ缶について調べていたら、「缶詰博士」なる人のブログに出会いました。
3冊ほど著作もあり。
缶詰も極めたら本ができてしまうのですね。
このブログで、ツナ缶の始まりを勉強しました。
ここです。
※「缶詰blog 缶詰の現場から SSK清水食品」 html
ツナ缶が発明されたのは、1903年アメリカのことでした。
日本では1929年にツナ缶が作られ始めます。
その辺りの記述を、上のブログから引用します。
(SSK清水食品の)創業は1929年(昭和4年)のこと。
その2年前に、静岡水産試験場で技師を務めていた村上芳雄が、
米国向け輸出品としてツナの油漬缶詰を試作していた。
当時の日本は外貨獲得が急務だったから、各産業で輸出品の開発が進んでいたのだ。
ツナ缶は特に米国向けとして有望視されていた。
試作品が好評を得たので、村上芳雄はその事業化を鈴木商店の6代目鈴木与平に相談してみた。
(中略)
当時の日本は不景気に見舞われており、静岡も例外ではなかった。
ツナ缶の輸出業を始めることで失業者を救済し、
ひいては日本経済の発展にもつながると考えた鈴木与平は、
昭和4年12月に清水食品を設立した。
折しもこの年の10月には、世界恐慌の引き金となったブラック・サーズデーも起こっていたから、
鈴木与平は大決断をしたんでありますなァ。
翌年の昭和5年5月には米国にツナ缶を輸出開始。以後、清水港からの重要輸出品目となっていくのだ。
「はごろもフーズ株式会社」の創業は、2年後の1931年(昭和6年)のことでした。
はごろもフーズは、国内向けに多くを供給したため、
シーチキンの商品名が国内で有名になったようです。
いつも思いますが、何にでも歴史あり。
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