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2010年9月12日 (日)

玉砕4 玉砕 その隠された真実

   

今日は9月12日。

前投稿のつづき。

夏休みにもう一つ、玉砕に関する番組を見ました。

8月12日放映の番組です。

「玉砕 その隠された真実」(NHK)

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驚きの内容でした。

 昭和18年(1943年)、アリューシャン列島アッツ島の日本軍守備隊の全滅の経緯を、

その場に立ち会った米兵カメラマンや日本軍生存者の証言を基に、暴いていました。

山崎部隊長が援軍を求めているにもかかわらず、

大本営は見捨てました。

大本営は玉砕命令を出します。

「最後に名誉を重んじ、玉砕すべし」

部隊に玉砕命令を下したにもかかわらず、大本営は「援軍を求めず、潔く玉砕」と発表しました。

「玉砕」はここに始まりました。

   

最後まで戦い、「生きて虜囚(りよしゆう)の辱(はずかしめ)を受けず」という戦陣訓が、

兵士だけでなく、一般人にまで行きわたりました。

遠く離れた前線への人員・物資の補給を極力減らし、

戦争を継続させるための理不尽な考え方です。

アッツ島以降、美化された玉砕は各地の戦場で増え続け、

結果的には310万人もの犠牲者を出すに至ります。

   

大本営によって、アッツ島の犠牲者の慰霊祭が盛大に行われました。

その時の2600人の遺骨箱の中身がなんと砂だったと言われています。

「玉砕」を美化するための儀式でした。

     

美化された「玉砕」に酔わされて、

ズンゲンで成瀬支隊長も玉砕命令を決断したのでしょう。

「玉砕」の出発点を知ることができた番組でした。

    

    

アッツ島の位置を知りました。

北の海にある寒く寂しい島でした。

ここで死んだ兵士のことを思います。無念だったでしょう。



   

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