玉砕5 そこまでやらんならん場所であったのか
今日は9月12日。
前投稿のつづき。
話は再び「金とく 生き延びてはならなかった最前線部隊 ~ニューブリテン島・ズンゲン支隊~」のこと。
玉砕の生き残りの方が話されているシーン。
ズンゲン戦を評して
そう考えると この戦争の犠牲者が
いかにも哀れだという感じ
根拠地ラバウルを守るために玉砕覚悟で戦ったズンゲン支隊。
後で「そこまでやらんならん場所であったのか」と評されました。
昭和20年3月当時、日本は追い詰められ、連合軍は日本近海まで迫っていました。
太平洋の南にある根拠地ラバウルは、
取り残されたような場所でした。
そのラバウルを守るための玉砕。
「そこまでやらんならん場所であったのか」という問いは、
死んでいった人たちにはつらい言葉です。
そもそも玉砕に見合う戦いがあるのでしょうか。
一つしかない命、
これから起こる未来を得る権利を捨ててまで価値ある戦いとは?
玉砕を美化した大本営。
戦争が招いた理不尽。
ちゃんと記憶して、2度と同じようなことが行われないようにしたい。
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