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2009年11月23日 (月)

企画展8/蚊遣り/ベボウ/カヤノキ

市内の民俗資料館の企画展「虫よけ 鳥よけ 獣よけ」では、

聞きなれない言葉にいくつも出会いました。

その一つが、「蚊遣り/蚊遣(かやり)」

意味は「夏季、カやブヨなどの害虫を追い払うために煙をいぶらせること。

カヤリビ、カクスベ、カイブシなどともいう。」

※参考:Yahoo!百科事典http://100.yahoo.co.jp/detail/%E8%9A%8A%E9%81%A3/

蚊取り線香のように、煙で蚊を追い払うことは、昔からやっていました。

そのことを「蚊遣り」と言っていたのです。

   

企画展の説明に次のようなものがありました。

   

蚊燻し(かいぶし)(=蚊遣り)は、マツやスギなどを燻して使いますが、

山の近くに住む人々はベボウを燻しました。

ベボウムロノキ・ネズミサシなどと呼ばれるヒノキ科の針葉樹で、

三河・遠江(とおとうみ)地域の方名です。

   

方名とは、その地方独自の名前という意味でしょう。

ベボウで調べてもあまりヒットしませんが、

ムロノキやネズミサシで調べれば、たくさんヒットします。

ベボウの木も実際に見てみたい木です。

(もう見ているかもしれませんが・・・・

見ているのに知らないから見えないかも)

    

カヤノキも蚊遣りに使われるそうです。

葉っぱを燻して使いました。

カヤノキの名前のいわれは、

「蚊遣りの木」からきたと言われています。

なるほどと思いました。

こういうことを知るのが無性に楽しい。

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