イラガのマユには切れ口がある(実践編)
昨日のことでした。
校庭の木についているイラガのマユです。
よく見ると、ふたに当たる部分に線があります。
その線上にカッターの刃をあてて、押し当ててみました。
ビックリ。見事にマユに亀裂が入りました。
一部分だけ刃を押し込んだのに、
マユには上の写真のようにぐるっと亀裂が入りました。
うれしくなっちゃいました。
そっとそのふたを開けてみました。イラガの幼虫とのご対面です。
ドキドキです。
いましたいました。
さらにカッターで慎重に殻を破っていきます。
幼虫はふにゃふにゃしてとても柔らかい体でした。
昨年の9月からずっとこうやっていたのでしょう。
9か月。なぜそんな長くじっとしているのでしょう。
実験は成功でした。
マユにはちゃんと切れ口があって、ふたになっていました。
マユの抜けがらに同じような穴が開いている理由もわかりました。
「わたしの研究 イラガのマユのなぞ」(石井象二郎・文/偕成社)
には次のように書いてありました。
マユから成虫のガがでると、
そのマユにはふたがあいたようなあなができ、
まるで小さなつぼが、枝にくっついているようにみえます。
そして、こんなマユのぬけがらのことを、
むかしの人は、スズメノショウベンタゴなどとよんでいます。
タゴ(担桶)とは、水や牛馬のえさなどをいれるおけ(桶)のことです。
ここでは、糞尿をはこぶ肥おけにたとえており、
つまり、スズメの肥おけというわけです。
だれがこんな名まえをつけたか知りませんが、
とてもうまく、
おもしろくいいあらわしていて、感心します。(11p)
この実験、面白かったので、
若い理科の先生を誘って、2回目もやってしまいました。
今日もまたやるかも。皆さんもいかがですか?
前任校と違って、校区に田んぼのない学校。
いかに自然と触れ合うかが自分の課題でした。
どうにかなる。
今日、夕方電車で会いましたね
言おう言おうと思って結局言い忘れましたが、誕生日おめでとうございます!
ちゃんと覚えてますよ(*^_^*)
久しぶりに会えて嬉しかったです。
投稿: ゆき | 2009年4月 9日 (木) 19:20
ゆきさん、久しぶりに会えて楽しかったよ。誕生日、覚えていてくれてありがとう。40代もあとちょっとです。進路のこと、ちゃんとアドバイスできなくてごめん。早くすっきりできるといいね。そうそう、お母さんの顔、思いだしたよ。それじゃあ、また。
投稿: いっぱい道草 | 2009年4月10日 (金) 05:40