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2008年7月

2008年7月12日 (土)

田んぼにはクモもカエルも多い

田んぼにいろいろなクモがたくさんいることがわかってきました。

10日朝に田んぼで見かけたクモです。

P7100092_2    

   

   

細いイネの葉の裏側に、体を細くして潜んでいたクモです。

調べてみたところ、ヤサガタアシナガグモと思われます。

こうやって葉の裏に潜んで、空から天敵(野鳥)が飛来してくるのを防いでいるのでしょうか。

    

P7100102    

   

   

10日は昼過ぎにも田んぼに行きました。

とにかく田んぼが面白い。

浮草がビッシリ育っている田んぼがありました。

そこからカエルがこっちを見てました。

トノサマガエル!と言いたいところですが、

ダルマガエルと言うのも同じような顔をしているとのこと。

   

あぜ道を歩いていると、

次から次に、あぜ道の草の中からから田んぼに向かってカエルが跳び込んでいきます。

ポチャン、ポチャン、ポチャン。

カエルも多い田んぼです。

  

モモスズメという蛾の幼虫

昨日発行した学級通信です。

P7120001    

    

    

   

ここに書いたことを少々。

10日に男の子が青虫を届けてくれました。

お尻につののある青虫。P7100106_2

    

    

    

いったい何の幼虫なのか?何を食べるのか?

調べてみたところモモスズメというステルス戦闘機のような蛾の幼虫でした。Photo

   

   

   

※上の写真はこのサイトから。http://www.insects.jp/kon-gamomosu.htm  

モモ、ウメ、サクラなどの葉をたべることがわかりました。

さて、このような蛾が生まれる飼育を子どもたちが選択するかどうか?

ちょっと勇気がいる飼育になります。

   

しかし、残念なことに翌日の11日の朝、この青虫は死んでいました。

もっと早くエサが何かを調べて、あげればよかったと反省。

2008年7月 9日 (水)

田んぼの水を顕微鏡でのぞいてみたら・・・ボウフラ/チビゲンゴロウ

8日に田んぼの水をプランクトンネットですくってきました。

その水を今日解剖顕微鏡で見てみました。

いました、いました。

まず目についたのが、ボウフラ。

「ボウフラがいるぞ!」と子どもたちに言ったら、

「ボウフラって何?」と言われてしまいました。

あまり子どもたちにはボウフラは知られていないようです。

でも知っている子はいて、「蚊の幼虫だよ」という声。その通り。

   

P7090077    

    

    

   

これはフタバカゲロウの幼虫でしょうか。

生きがよく、ぴょんぴょん跳ねまわっていて、なかなかレンズ内にとらえれませんでした。

この幼虫以上に、くるくる泳ぎ回って、レンズ内におさまらなかったのが下の生き物。

P7090086_2    

    

    

    

チビゲンゴロウと思います。

写真には写っていないけど、時々お尻に泡をつけていました。

その姿がけっこうかわいい。

「田んぼの生き物図鑑」(山と渓谷社)にお尻に泡をつけたゲンゴロウの写真がありました。

P7090089  

   

    

ハイイロゲンゴロウというゲンゴロウの写真です。

なぜゲンゴロウはお尻に泡をつけるのか?

図鑑に説明がありましたが、ちょっと難しかったです。

簡単に言うと、泡を通して水中の酸素を取り込み、余分な二酸化炭素を放出しているそうです。

ゲンゴロウの気門は背中にあり、背中と翅(はね)との間に空気を入れていて、

その空気の一端が泡というわけです。

う~ん、わかったでしょうか。

わからない人はこの図鑑を見てください。  

モンキアゲハが教室へ

8日にアゲハが羽化したことを書きました。

今日9日は、他の先生が校舎内に飛んできたチョウをつかまえて、

3年1組に持ってきてくれました。

それはそれは立派なモンキアゲハでした。P7090048_2 P7090069 P7090060

    

    

    

羽化したばかりのアゲハと飼育箱と同居でしたが、

大きさの違いが歴然。

がっしりした太い体。サングラスをかけたような眼。

縦じまのスーツを着たようなダンディなチョウでした。

また面白いものが見れました。

    

8日のこと・・・早すぎるアゲハの羽化/バッタをとらえたクモ

8日の朝、教室に行って驚きました。

アゲハが羽化して、飼育箱の中で飛んでいました。P7080019

   

   

    

え~、2週間だと思っていたのに。

調べたら、蛹から羽化するまで2週間とありました。

6月29日くらいに蛹になったので、7月10日くらいからビデオカメラをセットする予定でした。

今度こそ羽化する瞬間を映像にと狙っていました。

予想を上回る速さで羽化しました。

しかし、寄生されることなく、羽化率1~2パーセントの中でこうやって生まれてきてくれたことは、とてもうれしい。

6月6日に卵から出てきた幼虫が、羽化までこぎつけました。

やったね。

これでモンシロチョウ、ツマグロヒョウモン、アゲハと3種のチョウが教室で羽化。

子どもたちと見れたことに感謝。

    

8日の6時間目は6回目のデジカメ自然観察。

学校裏の田んぼに行きました。

イネはだいぶ成長して、そのイネの葉っぱにつく小さなバッタに注目して、

写真に撮っている子どもたちもいました。

そんな中、そのバッタがクモの巣に引っ掛かり、

糸で巻かれている場面に出くわしました。

 P7080028 

     

    

    

生き物がたくさんいる田んぼ。

今回じっくり見て、クモも種類も多く、たくさんいることに気がつきました。

   

私が上の写真を撮影した直後、子どもの一人がクモをたたき落としました。

気持ちはわかりますが、その行動はいかがか?    

2008年7月 7日 (月)

トノサマバッタが産卵したのかな?/ナナフシ

生き物ネタが多いブログになっています。

とにかく毎日生き物に関することが起こっている・・・そんな気がします。

今日は朝、隣のクラスの子どもが、

「ナナフシを見つけた」と言って見せてくれました。

少々ピントがずれたのが残念。P7070001nanahusi

   

    

   

なかなか元気なナナフシで、じっとしていませんでした。

   

「トノサマバッタが産卵したみたい」

と言う子どもからの報告。

行ってみると、確かに砂地の中に何かダイダイ色のものが。P7070003

   

    

   

これが卵ならうれしい。

ぜひ卵から幼虫が出てくるところを見たかった。

しかし、ガラスに接する場所に見事に産んでくれました。

観察がしっかりできます。

4月から生き物に関して運がいい。

2008年7月 6日 (日)

600本目の投稿・・・「田んぼの生き物図鑑」のよると/カエル/ガガンボ

前投稿からのつづき。

P7050037

   

   

   

ニホンアマガエルと思われます。

とにかくかわいいカエルです。

イネの苗に登っているところを撮ろうとしましたが、逃げられました。

    P7050050_2

  

   

浮き草から顔を出したカエル。

一度は逃げていいてしまったが、またそうっと近づいてきて、こんな姿に。

何カエルでしょうか?ちょっとわかりませんでした。

カエルは多く、次のようなカエルも撮りました。     

          P6240061

   

これは背中の突起から、ツチガエル(イボガエル)と思われます。

子どもたちの中には、トノサマガエルをつかまえた子もいます。

カエルもにぎやかないい田んぼです。

  

写真は撮りませんでしたが、図鑑に載っていた幼虫も見ました。   

P7050065

   

                   

 

  

この幼虫が田んぼの水の中を歩いていました。

図鑑に載っていて、「あ、これだこれだ」と喜んでしまいました。

蚊のような形はしているけど蚊よりも大きいキリウジガガンボの幼虫でした。

幼虫はイネの根を食害することから、「切り蛆(キリウジ)」と呼ばれるそうです。

幼虫の別名が名前になったガガンボです。

            

     

「田んぼの生き物図鑑」によると/カメムシ/ミズスマシ/アメンボ

「田んぼの生き物図鑑」によって最近撮った田んぼの生き物の名前を調べました。

P7010038_2     

    

子どもが「カメムシが交尾してる」と言ってきたので見てみました。

よくぞこんなのを発見したなあと驚き。撮影。

図鑑によると、トゲシラホシカメムシという名前です。

イネのモミや茎から吸汁。その結果、イネの品質を低下させることもあり、農家の人には困った昆虫です。

交尾はこうやって反対方向を向いて、お尻をつけるようです。

    

P7040002    

    

    

とにかくせわしく泳いでいて、写真を撮ろうとしても苦労しました。

ミズスマシでしょうか。

図鑑によると、せわしく動くのは意味があって、

泳ぎ回ることで生じた波で落下昆虫などの獲物を感知するとのこと。

ほう~。

   

P7050035    

   

   

これはお馴染みのアメンボ。

図鑑によるとアメンボの名前のいわれは、

「捕らえると飴のような甘い匂いを発することと細長い体型から『飴棒』」

そこから来たようです。

肢(あし)の先端の感覚毛で水面に落ちた昆虫などの振動を感知して捕らえるとのこと。

これまた、ほう~。

    

     

    

いい本が手に入った「田んぼの生き物図鑑」/カイエビ

先日、注文したあった本が届きました。

田んぼの生き物図鑑 (ヤマケイ情報箱) 田んぼの生き物図鑑 (ヤマケイ情報箱)
内山 りゅう

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毎週総合学習の時間に田んぼに出向いている3年1組にとっては貴重な本です。

たくさんの生き物の写真と解説があり、読んでいて飽きません。

    

前回プランクトンネットを持って田んぼに行きました。

採集した水の中にいる生き物を見ていて、

変わった生き物を見つけました。

何だろうと思っていました。

そしたら、この図鑑に載っていました。

カイエビ。

図鑑の写真を載せます。

   P7050080_2

    

    

    

図鑑によると、体長は8~10㎜。

しかし私の見たのは、顕微鏡の世界でしたから、ほぼ1mm。

カイエビの赤ちゃんでしょうか。

二枚貝のようなものにはさまれ、その中から足が出ていてひょろひょろ動かし、

あちこち移動していました。

図鑑のおかげで名前が判明。すっきりしました。  

    

    

    

炊飯ジャーのジャー

長年使ってきた炊飯ジャーが不調。

昨日、新しい炊飯ジャーを買ってきました。

そのついでに、「ジャー」とは何ぞや・・という昔から抱いていた疑問を調べました。

「ジャー」は、シンプルで大胆な名前で、どこか笑える商品名だと思っていました。

そのジャーの語源は?

   

調べてみました。

英語でした。

jarと書いて、広口瓶、つぼという意味でした。

ジャムが入っているようなビンも「ジャー」とのこと。

    

子どもの頃に、保温専用のジャーが発売され、

父親と電気屋さんに買いに行ったことが思い出に残っています。

いつまでも御飯が温かい!すごい商品だと思いましたが、

今は当たり前になってしまいました。

じゃあ?、ジャーはいつごろできたのだろう。

次のブログが参考になりました。

http://walter.eshizuoka.jp/d2007-04-15.html

このブログによると、

炊飯ジャーの歴史は1970年に遡るようです。

当時高度成長時代に入ろうとしていた頃で、

仕事に疲れ帰宅したお父さんのご飯が冷たいもので、それを暖かいものにしたいという思いで象印魔法瓶が魔法瓶の技術を用して開発されたようです。

しかし、当時、魔法瓶をジャーに応用したものでは保温力が悪く黄色く、パサついたご飯になったとのこと。

その後保温から暖める機能にして、いわゆる電子ジャーができました。

それが改良され今では炊飯ジャーになったようです。

   

そうか、最初は魔法瓶から始まったんだ。

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