20240804 山伏岳等登山報告② ヤナギランを見にきた仲間/アブの研究
今日は令和6年8月5日。
前々記事の続きで、
8月4日の登山報告。
10年ぶりの山伏岳頂上から登ってきた道を帰りました。
今一度、ヤナギランを撮影。
下山を始めると、登ってくる人たちとたくさん出会いました。
合言葉は、
「咲いてる?」
「咲いてましたよ!」
でした。
百畳峠から登ってくる人たちは、
ちゃんとヤナギランの開花情報を得ていて、
登ってくる人が多いと予想されます。
なので、「咲いてる?」で済んでしまいます。
登る時には全く気がつきませんでしたが、
登山道の真ん中に、シカの骨がありました。
これも自然の中の出来事ですね。
気持ちのいい場所を歩いて、駐車場へ。
車は増えていました。
最初、5台だった車。下山した時には20台近くになっていました。
簡易トイレも設置されていましたが、扉の前が行列でした。
ヤナギラン人気にびっくりでした。
時刻は午前10時13分でした。
ここで車で移動。
②のコースを歩くために、猪之段登山口へ。
ここは数台、駐めることができます。
ここでアブの写真を載せます。
この日、朝から、自分たちの周りをアブが飛び回っていました。
時刻が昼に向かうにつれて、その数は増えました。
昼食を食べている時に、ザックの上に1匹留まりました。
久々にアブの顔を見ました。
まさしくアブです。
そもそも、なぜアブは、人を咬もうとするのか。
このサイトによると、アブの中には吸血アブがいて、
皮を切り裂いて出血させるために噛むのだそうです。
え、アブも、蚊のように吸血するんだ。
蚊と同じように、メスのアブが吸血するようです。
産卵のエネルギーのために。
いかん、知らんかった。
アブには3種いるようです。
引用します。
アブの種類によって食性は異なり、大きく分けると、訪花性、捕食性、
吸血性の3タイプです。例えば、ハナアブのように花粉を媒介して花・
野菜・果樹など植物の受粉を助ける働きをする訪花性のアブもいれば、
ヒラタアブの幼虫のようにアブラムシを食べる益虫として活躍する捕
食性のアブも。ここでは、家畜や人間の血を吸う吸血性のアブに焦点
をあて、解説していきます。
吸血性のアブについて解説してくれていますが、
そういえば、6月に捕食性のアブに出合っています。
アオメアブです。
ここでも道草 こんなのに襲われる虫は大変だ/アオメアブ(2024年6月16日投稿)
飛んでるトンボも捕らえてしまうアオメアブ。
見るからに怖そうなアブでした。
解説文を引用します。
アブは種類によって吸血する対象に好みがあり、ウシアブやアカウシ
アブのように牛や馬などの家畜を狙うアブもいれば、イヨシロオビア
ブ(成虫の体長11~14mm)やキンイロアブ(体長11~13mm)や
ゴマフアブ(体長8~12mm)のように人間を好んで吸血するアブも。
主に家畜を狙うアブであっても、人間を襲うこともあるので注意しま
しょう。
吸血性のアブの名前が出てきたので、
写真を
より、転載します。
ウシアブ
アカウシアブ
イヨシロオビアブ
キンイロアブ
ゴマフアブ
アカバゴマフアブかもと書いてありました。
じゃあ、今回、私が撮影したのはどれか?
結論は、アカウシアブですね。吸血性アブでした。
やられなくてよかったです。
私は、ザックの上にいるアブの写真を撮って、
帽子で叩き、退治しました。
アブは咬んで、出血させて、それを舐めるといいます。
実際に吸血している場面を、動画にした人がいます。
その一場面。
YouTube: アブの観察:アカウシアブとウシアブ。早朝、玄関先でおとなしくしていたアカウシアブを発見。 2023年8月2日
この動画の一場面。
黒い袋の中身を追求したのがこのサイト。
黒い袋を外すと、尖った口が出てきます。
それを分解しています。
写真を転載します。
lb:labrum 上唇
hp:hypopharynx 下咽頭
md:mandible 大顎
mx:maxilla 小顎
mp:maxillary palpi 小顎髭
小顎髭以外のものが、黒い袋の中にあるものです。
大顎の先っぽは、鋸状になっています。
この鋸状の大顎を使って切り裂くようです。
そして下唇で舐めます。下唇のアップです。
アブの唾液は、下咽頭によって注入されるようです。
アブに咬まれた後に痒くなるのは、この唾液が原因のようです。
山の報告の後半は、すっかりアブでしたね。
勉強になったぞ。
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