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2024年2月23日 (金)

高知県いの町の「いの」が気になりました

   

今日は令和6年2月23日。

  

テレビのニュースで、初めて聞いた市町村が出ました。

高知県いの町。

知らなかった。

ニュースの内容が何だったか忘れましたが、

この町名は忘れていませんでした。

「いの」とは?

違和感ありです。

  

調べました。

まずは位置。

Img_4411

いの町HP

  

どうやら「いの」になったのは、

合併が絡むようです。

上記のサイトを見ると、

こんな表がありました。

Img_4412

3つの町村が合併したのが「いの町(いのちょう)」のようです。

  

このサイトには次のように載っていました。

知識時間 高知県の市町村名の由来

Img_4413

伊野町が由来で間違いないですが、

なぜひらがなになったのかは、確定できません。

揉めたようです。

合併協議会だより 2003年8月発行

この便りのご意見箱のコーナーに、

こんな声が届いていました。

Img_4414

Img_4415

伊野町の人にとって、「いの町」になるのは、

抵抗があるかなと予想はできます。

でも「いの」にしました。

 

このサイトに経緯が少々書いてありました。

日本辞典 いの

  

2004年、吾川郡伊野町、吾北村、土佐郡本川村の合併の際、三町村

の住民を対象にした公募結果を踏まえ、協議会での投票により、「伊

野」の平仮名表記「いの」に決定。他の候補には「伊野」・「新伊野」

などがあった。「伊野」は、古くは「井能」とも書き、戦国期に見える

「伊野村」。「イノ」は、谷筋に水流が流れ込む野を示すか、

又は「イ(猪)・ノ(野)」の意か(不詳)。土佐和紙が有名。

  

公募結果と投票での決定だったのですね。

う〜ん、いろいろ配慮があっての「いの」なのでしょう。

あまり突っ込まない方がいいかなと思えてきました。

  

いわゆる「平成大合併」が、ひらがな市町村を生み出したところもあり。

そのことについて書いているのが、ここ。

幻想と日常 平成大合併の功罪 2006年4月23日

  

一部引用します。

 

ここでこの平成の大合併を考え、気づいた事があるのだが、平仮名だ

けの表記や平仮名まじりの表記の地名がだいぶ増えた。「の」の字の

み平仮名を含めてもその数37にも上る。平仮名地名がこれだけ増え

てしまってはたして良いものなのかどうか疑問に思う。日本語の表記

は普通漢字に直せるものは漢字にし、あまりに難しい読みなどは平仮

名にするという習慣があった。そしてそのため漢字に直せるのにもか

かわらず平仮名表記をすると幼稚に見えるという感覚が自然について

きた筈だ。ところがこの平仮名地名はそんな感覚に逆行している。

いわば日本語の退化の現れとも感じられる現象ではないだろうか。

  

なるほどと思いました。

「いの町」と視覚的にみた時に感じた違和感は、

この方の説明のように、幼稚に見えたのかもしれません。

結局、ひらがな名に慣れていないのでしょう。

  

調べていたら、高知さんさんテレビという局で、

「このマチい〜の」という番組が、

1年前にあったようです。

いの町を紹介する番組です。

YouTubeとして25話アップされていました。

最終回(25話目)はこれです。


YouTube: 【公式】いの町『このマチい~の』25話

昨年1月23日の放映だったようです。

女性町長さんでした。

町長さんが言うように、いの町はいい町であり、

住む人たちは、自分の町を誇りに思っていることでしょう。

私が、住んでいる豊川市や町内会に、

いいところだと思っているのと同じように。

  

今日は違和感があったのがきっかけで、

こうやって調べました。

伊野町だったら動かなかったでしょう。

いの町だから動いて、いろいろ知ることができました。

  

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