「長寿の習慣」を読みました④まだ人生は続くと思って生きる
今日は令和5年7月14日。
前記事の続き。
「日本人の体質」研究でわかった長寿の習慣
(奥田昌子著/青春出版社)
から引用していきます。今回がラストです。
高齢者にフレイルが発生した、といえば、加齢により体が弱って、
さまざまな症状が起きた状態をさします。
(158p)
以前はフレイルではなく、「老衰」「衰弱」などの言葉が使われて
きました。しかし、これらの言葉からは、すっかりおとろえて後戻
りできない印象を受けます。歩道に落ちた枯葉のイメージです。し
かし、実際のフレイルは、今は少し弱ってはいても、枝の上の光を
浴びて朝露にぬれる成熟した葉です。適切な運動やリハビリテーシ
ョン、食事療法、薬物療法で回復する力が十分残っていることから、
無用な誤解を生まないように、「フレイル」とカタカナで表記する
ことになりました。
(164p)
「フレイル」という言葉を初めて知りました。
「サルコペニア」という言葉も登場します。
加齢による筋力の低下と筋肉量の減少を合わせて、専門用語で「サ
ルコペニア」と呼んでいます。サルコは筋肉、ぺニアは失われると
いう意味で、最近はテレビなどの解説でも「サルコペニア」を耳に
することもありますが・・(後略)
(160p)
30歳をピークに、筋肉は1年に1%ずつ減少。
65歳からは4カ月で1%減少するそうです。
あと3年か。
筋肉減少をくいとめたいね。
そうすることで、フレイルにならない体でおられます。
20歳若くなった気持ちで生きるというのは、「明日もあさっても
人生が続く」と考えることです。まだ先があるとなれば、体調不良
を「しかたがない」で片付けるわけにはいきません。食生活や生活
習慣に気を配り、必要に応じて治療を受けて、体をしっかり手入れ
すべきでしょう。5年後、10年後には大きな違いが生まれます。
これこそが健康寿命を延ばすということなのです。
(199p)
いいことを言います。
いくつになっても「まだ人生は続く」と思えることがいいのです。
体を気にするし、何か目的をもって生きることができます。
この本の結論は、ここですね。
こんな動画がありました。
YouTube: 著者インタビュー「「日本人の体質」研究でわかった長寿の習慣」奥田昌子
「長寿の習慣」が発刊された頃の映像です。
奥田昌子さんのお姿がわかりました。
この動画の中で、本の中にある「好奇心が寿命をのばす」に触れています。
私は読み飛ばしてしまったようです。
好奇心は寿命をのばす。
これも信じて生きていきたい。
長生きするぞ。
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