「長寿の習慣」を読みました③AGE(糖化最終生成物)
今日は令和5年7月14日。
前記事の続き。
「日本人の体質」研究でわかった長寿の習慣
(奥田昌子著/青春出版社)
から引用していきます。
血糖値が高いと老化が進む
(中略)最近注目されているのが、体内の余分な糖が蛋白質と結びつ
く「糖化(とうか)」という現象です。糖化によってできる物質が肌
に蓄積すればシワやくすみになって外見の老化を招き、内臓や血管に
蓄積すると動脈硬化、白内障、アルツハイマー型認知症などが進むお
それがあるというのです。(中略)
増えすぎたブドウ糖は血液の流れに乗って全身に運ばれて、血管の表
面にある蛋白質と結びつき、AGEという物質に変
化させます。蛋白質はAGEになると本来の機能を果たせなくなるだけ
でなく、異常蛋白質となって蓄積し、有害な作用を起こすことがあり
ます。一度できたAGEが自然に元の蛋白質に戻ることはありません。
AGEはいうなれば老化物質です。
(131〜132p)
長生きをしたいと思っています。
そのためには老化を遅らせたいです。
AGEは気になる物質です。
糖尿病の人はもちろん、現時点では健康な人も、老化物質AGEの発
生を減らすには、どんなことに気をつけたらよいのでしょうか。最近
はテレビなどで、肉のこげたところはブドウ糖と蛋白質が結びついて
AGEができているから食べないほうがよい、肉は揚げるよりゆでる
ほうがAGEができにくいと説明することがあるようです。
しかし、食品に含まれるAGEが有害かどうかは研究者によって意見
がバラバラで結論が出ていません。すでにできているAGEを食べた
ところで、消化によって無害な物質に分解されるか、消化できずにそ
のまま排泄される可能性が高いという主張もあります。
現時点では、体内でのAGEの合成をおさえる夢の特効薬は存在しま
せん。
(134p)
AGEについては諸説あるようです。
気になったAGE。動画で調べるとさまざまなものがありました。
昨晩は10本以上の動画を見ました。
YouTube: 老化物質AGEsを避ける方法を伝授いたします。AGEsは体を老化させ酸化させる毒です。【栄養チャンネル信長】
この動画では、AGEのことをAGEsと言っています。
食品としてAGEをなるべく摂らないこと。
血糖をコントロールして、高血糖にならないようにと
力説しています。
YouTube: 良いAGEsと悪いAGEs! AGEs=終末糖化産物はこうして生まれる|#01 同志社大学 米井嘉一先生
この動画では、同志社大学の米井先生が、
人類は昔から酸化ストレスとは戦ってきたが、
糖化ストレスとの戦いを始めたのは、
たかだか数十年前からだと冒頭で言っています。
糖尿病患者の増加など、糖化が意識され始めた時代のようです。
ただ「長寿の習慣」の著者の奥田昌子さんが書くように、
食品にできたAGEを食べることが良くないかというと、
意見はさまざまでした。
まあ食べ過ぎには注意しましょうくらいですか。
YouTube: 体が内側から老化するAGE「糖化」を防ぐ方法とは?
この動画はわかりやすいです。
AGEが含まれる食べ物を食べると、体に蓄積するという説です。
YouTube: 【糖化】食事からのAGEsは無害?その理由とは?【ジュース不要】
糖化やAGEが必ずしも悪いものではないという説の人の意見です。
AGE。
これからも調べていきたいです。
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