今では見かけない仕事「金継ぎ」
今日は令和4年7月31日。
7月2日放映の「電脳ワールドワイ動ショー」より。
今では見かけない仕事として「金継ぎ(きんつぎ)」が
紹介されました。
金で装飾された器がなかなかいいです。
興味をもったので調べてみました。
YouTube: 【金継ぎ修理】小さく欠けた器を漆で直す~水色のカップ
ほんの少し欠けた茶碗に手をかけて修繕する金継ぎは、
日本人らしくていいかも。
金継ぎされた器の実物を見たことがないけど、
昔だったら、普通の家庭にもあったのだろうか。
※なんぼや 「金継ぎ」とは?~日本伝統の修復技法の魅力と方法
☝ ここから引用します。
金継ぎとは、金を使って壊れた陶磁器、ガラス製品などを修復する
ための技法のことを言います。
物がたくさんあふれている現代においては、陶磁器やガラス製品が
割れたときには、「廃棄して新たな物を購入する」という方法をと
るのが一般的です。
しかし物がまだそれほど多くはなかった時代には、「割れた物を修
復し、もう一度使う」という考え方が当たり前でした。
日本人の物を大事にする心によって生まれたのが、「金継ぎ」とい
うすばらしい技術なのです。
やはり日本人らしい技法なのでしょう。
金継ぎは、壊れた器を修復するための実用的技法であるとともに、
日本ならではの美しさを世界に誇るアートでもあります。
金継ぎで修復した器には、割れ面に沿って金の線が走ります。この
線を使いながら、器に新たな景色を描き出すことで、器の価値を高
められる点が、金継ぎならではのメリットと言って良いでしょう。
この美しい金継ぎの技術が確立したのは、室町時代だったと言われ
ています。当時の日本では茶の湯が盛んで、器も多く使われていま
した。
一つずつの器を大切に使うのはもちろんのこと、金継ぎの美しいデ
ザインに魅了された人が多かったことも事実であり、金継ぎは盛ん
に行われていました。
残念ながら近年では、壊れたものを修復してまで使おうとする方の
数は減少傾向にあります。
また金継ぎという伝統的修復方法について、知らない方も増えてき
ています。
初心者でも手軽に実践できる金継ぎですが、それをアートにまで昇
華させようと思えば、やはりそれなりの知識・技術が必要となりま
す。こうした金継ぎのプロは、徐々に減少傾向にあり、日本の伝統
的な技法を守っていく上で今後の課題とされています。
アートまで昇華された作品を見てみたくなりました。
ここで見ることができました。
今では見かけない仕事として紹介されましたが、
どっこい現代にも生きている技法でした。
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