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2020年8月22日 (土)

「愛着障害とは何か」① 「愛着」とは何か

   

今日は令和2年8月22日。

  

この本は途中で読むのをやめました。

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「在野研究ビギナーズ」(荒木優太編著/明石書店)

  

115pまでは読みましたが、半分までいかない段階で、

「この本よりも、次の本を読んだほうがいい」と思って、

ページを閉じました。

その「次の本」がこれ。☟

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「愛着障害とは何か 親と子のこころのつながりから考える」

(宮本信也著/神奈川LD協会)

   

 

この本からの引用です。

  

 虐待は、以前から教育界でも問題とされてきましたが、子どもた

ちの心に大きく影響を与えるネグレクト(育児放棄)について特に

注目されています。日本ではネグレクトの状態にある子どもたちが

少なくありません。ネグレクトは、愛着形成を阻害する最も大きな

問題になっており、小児期における心的外傷、トラウマの体験を最

近では「小児期の逆境的体験(ACE:Adverse Childhood Expe

riennces)と呼んでいます。これらは必ずしも親子関係、家庭だけ

でなく、教育現場やスポーツの指導の場における先生やコーチから

受ける罵倒やハラスメントなど、さまざまな場面でも発生していま

す。

 「小児期の逆境的体験」は、子どもたちの成長過程にさまざまな

影響を与え、心理行動面だけでなく、たとえば、大人になってがん

になる比率が高くなるほど、身体面への影響さえも報告されていま

す。

(4p)

   

「小児期の逆境的体験」の例として、先生の罵倒やハラスメントが

挙げられていてドキッとしました。

そして、大人になってがんになりやすいということにも

驚きです。

生命さえ左右することなのです。

目の前にいる中学生も、まだまだ子どもなのだと認識したい。

  

  

 

  発達心理の専門家の中には愛着、アタッチメントを情緒のことだ

けで扱うことに異論を唱える方もいますが、愛着は基本的にはヒト

においては、子どもにとって自分の安心感・安全感のよりどころ、

と考えるのがいちばん分かりやすいでしょう。裏返せば自分の不安・

恐怖・不快感を軽くしてくれるもの、ということになります。

 愛着は子どもが恐怖や不安、不快感を持ったときにそれを和らげ

てくれる関係性です。そして、これはそのまま大人になるまでつな

がっていきます。成人しても不安・恐怖・不快感を感じたときに、

自分が愛着を形成している人がそばにいてくれると、特にその人が

自分の抱えている不安に直接に介入していなくても、なんとなく安

心感が得られます。家庭に帰ると、なんとなくほっとする、落ち着

く、というのもこの感覚です。

 愛着とは不安・恐怖・不快感を軽減する人との関係性、あるいは

安全・安心感が感じられる人との関係性なのです。

(13~14p)

  

モノに対する「愛着」は、「気に入っている」「なじんでいる」

意味であり、別の意味だと書いています。

愛着障害について知りたいと思った本ですが、

まずは「愛着」の意味について納得しました。

 

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