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2020年3月 6日 (金)

「人はなぜ・・・許せないのか」① 「絶対に読まない本」を手にとる

  

今日は令和2年3月6日。

  

昨日はちょっと贅沢な時間を過ごしました。

本屋に行ってきました。

店内を歩いて、ピピッときた本を買おうとしました。

40分かけて、今日は読みたい本がないなあと諦めて

出口に向かいました。

出口というか出入り口すぐに平積みにされていた本に

ピピッときました。

独ソ戦」(大木毅著/岩波新書)です。

買ってしまいました。

  

  

次の本を読み終えました。

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「人は、なぜ他人を許せないのか?」(中野信子著/

岩波新書)です。

  

この本の中で、本屋での本の選び方について

書いてありました。

話は前頭前野を鍛える方法について書いてあるとところで、

その方法の一つが「不安定・過酷な環境に身を置く」でした。

引用します。

  

本を読むことで私たちは、異なる環境に身を置くのと同じよう

な体験を手軽に、疑似的に味わうことができます。最も効果的

なのは、普段の自分なら「絶対に読まない本」「関心のない本」

を手に取ってみることです。できるだけ自分と遠い立場、考え

の異なる著者の本や、これまで関心を持っていなかったジャン

ルの本にあえて触れていくのです。

(187~188p)

 

本に限りません。

   

ベネッセコーポレーション取締役の福武英明さんは、飛行機で

長距離移動する際には、普段なら絶対に見ない映画をわざわざ

選んだり・・・(中略)脳科学の立場からこの習慣を解釈する

と、固定化された概念や社会通念をやすやすと越えられる柔軟

な共感力を鍛えるための地道なトレーニングのように見えるの

です。

(188~189p)

  

この本を読んだのは、本屋に行ってからでした。

「独ソ戦」はいかにも社会科教師が選びそうな本でした。

目をつぶって、触れた本を買ってくるのも楽しそうです。

映画も同じことができるとなると、当然テレビ番組も。

長年、テレビ番組は、私の興味の幅をひろげてくれました。

読書とテレビ番組の2本立てで、

脳を老化させないような生活をしていきたいです。

  

  

中野信子さんが、本について書いている次の文章も

とてもよかったです。

  

こうして考えてみると、本は実によくできたツールです。その

書籍の著者が記したような内容を、本人から聞き出そうとした

ら、まずは本人に会うところから、努力を始めなければならず、

かなりのコストと時間がかかります。さらに、もはや著者が存

命でない場合には、そもそも会うことすらできないのです。し

かし、本というメディアを利用すれば、そんなハードルをやす

やすと越えて著者の思想の深いところまでアクセスできますし、

本当にどうしても肌に合わなければ途中でやめたっていいので

す。本人を目の前にしているのとは違って、角が立ちません。

(189p)

  

なるほどです。

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