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2020年3月 6日 (金)

「人はなぜ・・・許せないのか」② この本で学んで、今後どうするか

  

今日は令和2年3月6日。

  

前記事に引き続き、

「人は、なぜ他人を許せないのか?」(中野信子著/

岩波新書)より引用していきます。

 

今回は「はじめに」にあった文章です。

  

人の脳は、裏切り者や、社会のルールから外れた人といった、

わかりやすい攻撃対象を見つけ、罰することに快感を覚えるよ

うにできています。

他人に「正義の制裁」を加えると、脳の快楽中枢が刺激され、

快楽物質であるドーパミンが放出されます。この快楽にはまっ

てしまうと簡単には抜け出せなくなってしまい、罰する対象を

常に探し求め、決して人を許せないようになるのです。

(5p)

  

一方で、自らの正義を主張する快感を知りながらも、同時に、

相手を罵(のの)ってしまう自分、相手を許せない自分を許せ

ないと感じることがあります。さんざん相手をなじっておきな

がら、後で後悔したり、自己嫌悪に陥るような感覚です。

(10p)

  

自分が相手をけなし、相手もまた自分を罵倒し、どこにも接点

を見出せずに憎悪だけが持続し、増幅していく世界。

他人の過ちを糾弾し、自らの正当性が認められることによって

ひとときの快楽を得られたとしても、日々他人の言動にイライ

ラし、許せないという強い怒りを感じながら生きる生活を、私

は幸せだとは思えません。

本書では、正義中毒が苦しいと感じている方に、脳科学的な知

見から何らかの救いになるようなメッセージを提供できればと

思っています。

(11p)

 

 

「なぜ私は、私の脳は、許せないと思ってしまうのか」を知る

ことこそが、自分の人生にとって、ひいては社会全体にとって

も大きなプラスを生むのではないでしょうか。

他人をけなして快感を得ることも、他人からけなされて傷つく

ことも、そうした摩擦を恐れてコミュニケーション不足に陥っ

たり、他人から愚かだと思われたくなくて意思表示を控えたり

することも、結局は相互理解の不足によるものだと思うのです。

(13p)

  

自分はコミュニケーション不足になってしまったり、

意思表示を控えたりするタイプなのでしょう。

それが積もって、病気につながったと自己分析しています。

少しでも改善できないかなと思って読んだ本です。

  

中野さんが言うように、私は自分のことを

意思表示していなかったと思います。

聞く方は聞いていました。

たくさん聞きました。

相手は、正論であり、親切心で言ってくれたと思いますが、

辛かったなあ。

それじゃあ、相互理解していないんだよなあ。

  

それは自分にとっていいことではありません。

私の実力が発揮できたような気持ちになれませんでした。

言われたことをやるのみで、

心の余裕も時間も切羽詰まったのです。

  

  

じゃあ、復職してどうするかです。

同じことを繰り返したくないです。

この本を読んで、人間の脳は、時には相手に

容赦ないことをするものなんだと知りました。

そういうものなのです。ここが大事です。

脳はそういうものだと、客観的に理解することが大事です。

やはりもっと自分らしさを出していかないといけないと

思っています。

行動で示し、思っていることを伝えていかないといけないです。

私は今の勤務校の現状がいいとは思っていません。

改善したいと思っています。

改善したいと思う根拠は、休職中にも勉強をして少しは蓄えました。

それを自信にして動きたいです。

 

そうすれば相互理解が始まります。

議論はあるかもしれませんが、

自分らしさが発揮できると思うんです。

「自分らしさ」を出していたら、解決するのです。

それには少し勇気がいるけど頑張らなくてはね。

泣いても笑っても、定年まであと2年です。   

    

今週の勤務では、時間を見つけて、

教室の黒板に「黒板アート」風の絵を描き始めました。

入学式の日を想定しての絵を描いています。

「黒板アート」は自己初挑戦です。

自分を日に日に変えていきたいし、現状も変えていきたいです。

その第一歩です。

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