2020福島報告(5)廃炉情報誌「はいろみち」を知った
今日は令和2年2月27日。
大熊食堂で、「Hairo Michi」という冊子が
置いてありました。
13号、14号、15号をもらってきました。
☟ これは15号の表紙です。
本誌の名前「はいろみち」には、
「はいろ(廃炉)へのみちのり」にあたり、
「はいろ(廃炉)というみち(未知)なるものへの挑戦」を
「みなさまのちからをいただきながら」成し遂げていく、といった
意味を込めています。
ロゴのMは手を取り合って協力している「人」を表現しています。
頭をひねっていますね。
ネット上で、創刊号から最新号まで見ることができました。
創刊は2017年4月1日でした。
最新号は2月10日発刊の18号でした。
大熊食堂にはなかったなあ。
廃炉という後始末のたいへんな仕事。
このような冊子を発行することで、
世間への広報にもなるし、
作業する人たちのモチベーションも上がるだろうなと
思いました。
世界中にある原子力発電所は、
いつかは廃炉することになるわけで、
その作業が貴重な財産になるといいです。
「はいろみち」で紹介されている動画を2本見ました。
ほぼ1年前の映像ですが、2018年3月から2019年2月まで
どのような廃炉作業が行われたのかわかります。
わかりやすいです。ほぼ5分。
YouTube: 2019/03/07 福島第一原子力発電所~事故後8年目の歩み~(2018.3~2019.2)
これは、最新の動画。
2020年1月23日のものです。
2011年3月11日にどのような事故が起こり、
現在はどうなっているかを教えてくれます。
7分47秒。
YouTube: 2020/1/23(木) 「福島第一原子力発電所は、今」 ~あの日から、明日へ~ (ver. 2020.1)
動画の写真です。
☝ 排気塔の上半分を解体中です。これはニュースで見たなあ。
☝ 次なる津波に備えて造られた防潮堤。
☝ 汚染水を処理した水は、このタンクで保管されています。
この処理水をどうするかが、問題になっています。
動画の最後は、次の決意が語られます。
私たちは今後も30~40年を要する廃炉作業を
国内外の叡智を結集し、多くの皆さまのご協力をいただきながら、
安全かつ着実に遂行してまいります。
30~40年。
長い!
「はいろみち」も200号を越えてしまう。
でも根気よくやってほしい。
「はいろみち」を読むと、
作業にかかわる人たちを応援したくなります。
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