2020福島報告(4)聖火リレーコース/黒い大きな袋は「フレコンバッグ」
今日は令和2年2月27日。
郡山市から国道288号線を通って大熊町に向かう時に
印象に残ったのは、除染で出た汚染土が入った
黒く大きな袋でした。
テレビのニュースなどではよく見ていましたが、
国道の脇にたくさん置かれた黒く大きな袋を
実際に見て、「現場に来たんだな」と思いました。
この大きな黒い袋には名前があったぞと思ったのですが、
思い出せずにいました。
そしたら、2月25日の朝日新聞朝刊で知ることができました。
「復興五輪 光と影」
「福島 聖火リレー出発地『挑戦続ける姿発信』」
「にぎわい演出 動員も ■ 汚染土 ルート外に
■ 避難解除限定的」
という見出しの記事が載っていました。
政府は東日本大震災や原発事故からの復興を国内外に示す
「復興五輪」を掲げています。
3月26日から始まる聖火リレーの出発点は福島県です。
地元自治体も歩調を合わせ、復興と安全をアピールする
絶好の舞台と意気込んでいるそうです。
しかし、生活再建や帰還が進まない現実を前に、
被災した人々の受けとめとの落差は大きい。
この記事の一部写真を載せ、記憶に留めたい。
福島県の聖火リレールートです。☟
今回行った、大熊町、田村市、会津若松市、下郷町、郡山市も
リレーコースになっています。
大熊町、福島市、双葉町のことなどが書かれています。
大熊町の写真です。☟
☝ この道路は自動車で走りました。
私が通った時がまさに2月18日でした。
この写真には写っていませんが、道路工事が行われていました。
その時には気づきませんでしたが、
聖火コースのための工事だったのですね。
大熊食堂は、社員寮の裏手にありました。
記事によると、町外に住む町民も合わせて500人を
集めて、聖火を迎えようと計画してるが難しいとのこと。
福島市の写真。☟
黒く大きな袋の名前は「フレコンバッグ」でした。
しっかり覚えておこう。
福島あづま球場。
オリンピックの開会式がある2日前の7月22日に
ソフトボールの試合が始まります。
7月29日からは野球が行われます。
この球場も、フレコンバッグでいっぱいだったのですね。
双葉町の写真。☟
大熊町よりも復興が遅れている双葉町。
福島県にいた2月19日の新聞で、次のような記事を見ました。
2022年の帰還開始に合わせて、
駅東側に新庁舎を建設するという記事でした。
記事を読んで、聖火リレーについてもいろいろな思いが
あるのだなと思いました。
つづく
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