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2019年12月17日 (火)

20191211報告② 早朝の湖面の靄(もや)/日本最西端の沢?

  

今日は令和元年12月17日。

  

前投稿に引き続き、12月11日の報告を書きます。

  

  

明神山に登り始める前、午前7時過ぎの写真です。☟

Rimg2305

Rimg2299

Rimg2300  

人造湖である鳳来湖の湖面上に白い靄(もや)ができて

動いていました。

鳳来湖にかかる橋に車を停めて撮影しました。

暖かい水面が冷たい空気に触れて発生したものだと思います。

湖面を、音もなく動く靄は、神秘的でした。

運よく、見ることができた景色でした。

動画ならさらによく伝わったでしょうね。

  

  

Epson169 

わたしたちの明神山 改訂版

(東三河山ぽ会編/2009年3月12日発行)

明神山を知りつくした人たちがまとめた本です。

表紙をめくるとこんな図を見ることができます。

Epson171  

「全ての尾根は、明神山につながる!」と

叫びたくなるような図です。

(まあ、そういう意図で作った地図ですから、

 当然といえば当然です)

全部で35通りのルートが載ってます。

この1冊で、明神山を長く楽しめます。

  

コラムがいくつか載っていて、その中で、今回関係した

「栃の木」に関係したコラムが面白かったので、

ここに引用します。

  

 コラム 

 栃の木沢は、日本最西端の沢?

 

 沢登りに関する本等を読んでいると、面白いことに気づく。

東日本は、〇〇沢と呼ばれることが多く、西日本では、〇〇谷

と呼ばれることが多いのである。たとえば、鈴鹿だが、元越谷、

流れ谷、本谷等、すべて谷である。台高、大峰、比良も谷。さ

らに中国、九州等、ほとんどが谷である。それに対して、東日

本は沢が圧倒的だ。巻機山の米子沢、笛吹川東沢等。ただ、西

日本には、ほとんど沢は無いのに対して、東には、丹沢の水無

川本谷のように、一部、谷も見うけられる。

 さて、その境目だが、「カフェ・ド・カルト」というホーム

ページに興味深い資料が出ている。国土地理院の2万5千分図

に載っている「沢」「谷」地名を県ごとに集計し、その比率に

よって色分けしたものだが、岐阜は「沢」40に対して「谷」

711、富山は「沢」44に対して「谷」が259、新潟や長

野は、「沢」が多く、ちょうどアルプスを境目にして、東と西

という構図になっているのである。

 ところで愛知県だ。明神山の沢は、栃の木沢、ユヤノ沢と「

沢」であり、棚山の大石沢も「沢」である。ここから鈴鹿まで

は、あまり沢や谷は無く、鈴鹿は完全に「谷」になるので、大

雑把ではあるが、栃の木沢近辺が、いわゆる「沢」の最西端と

なるのではないだろうか。

 だから何?と聞かれそうだが、この「沢」と「谷」の名まえ

の由来にはいくつかの説があり、弥生時代のヤマト族とアズマ

族の勢力圏を示しているとの説がある。まさに、この辺りが東

と西の文化の境目であったというわけで、そんな歴史に思いを

はせるのもまた楽しいものである。 (川原和彦)

(102p)

 

過去でも未来でも、そして目の前にない遠い場所のことでも、

思いをはせることは大好きなので、うれしい文章です。

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