サンマはどれでしょう? ①鰍 ②鰶 ③魛
今日は令和元年11月8日。
6日のNHKの「まるッと!」という
ニュース番組で、次のようなクイズが出ました。
「サンマ」は漢字で「秋刀魚」と3文字で書きますが、
漢字一文字で書くと次のどれでしょう?という問い。
①鰍 ②鰶 ③魛 以上の3択でした。
どれだと思いますか?
私はすぐに①番!と答えました。
でも違いました。
正解は②鰶でした。
なぜ魚偏に祭でサンマなのか?
いいサイトがありました。
※macaroni 秋の味覚の謎!「さんま」の漢字だけ一文字じゃないのはなぜ?
ここから引用します。
「鰶」は江戸時代に使われていたようです。
この漢字の由来には、さんまが市場にたくさん並ぶと
庶民が大よろこびしてお祭り騒ぎになったという説や、
さんま漁の船の中は大変忙しく、大勢の漁師さんが
一度に動き回ってお祭り騒ぎになったという説があります。
この「鰶」という漢字は、元々中国でニシン科の
「コノシロ」という魚を表していました。
当時の中国ではさんまを食べる文化がなく、
さんまには魚へんの漢字一文字の名前が
与えられていなかったんだとか。
日本ではさんまを「鰶」と表記して、
コノシロには「鮗」という漢字を与えることにしました。
冬が旬の魚、という意味を持っています。
しかし、その後さんまは「秋刀魚」という漢字が
当てられるようになります。
現在では、「鰶」も「鮗」もコノシロを表す漢字として
認められています。
いい勉強になります。
さらにこのサイトは、興味深いことが書いてあります。
おなじみの「秋刀魚」は大正時代から広く使われていたそうです。
私たちがよく知る「秋刀魚」という表記は、
大正時代から広く使われるようになった新しいものです。
「秋」が旬の「刀」のような「魚」なので、
「秋刀魚」という当て字がされたのですね。
それ以前は漢字が定まっていなかったようで、
当て字遊びが好きだった夏目漱石は「我輩は猫である」の中で
「三馬」という表記をしています。
この表記には、魚市場のセリでサンマの「サ」の音があまり響かず、
「ンマ」「ウマ」と呼ばれていたので、
当て字として「馬」が使われたという由来があります。
ちなみに、私が「サンマ」だと思った②鰍は「カジカ」
③魛は「タチウオ」でした。
勉強のきっかけはあちこちにあります。
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