「室町飢饉救援隊」に出てきた飢饉の絵が見たい
今日は3月21日。
前投稿の続きで、2010年3月30日に放映された
「タイムスクープハンター 室町飢饉救援隊」の写真を
使いながら、調べたことを書き留めておきたいです。
タイムスクープハンターの沢嶋雄一が向かったのは、
1421年3月30日。さらに時刻は10時21分。
室町幕府の将軍は、4代目足利義持。
2年後の1423年に5代目足利義量になっています。
元号は、足利義満が太政大臣になった1394年に始まった
「応永」が続いていて、1421年は応永28年。
場所は京都。
京都に限らず、西日本は飢饉に襲われていました。
京都に行けば食べられるといううわさで、
避難民が多く京都に押し寄せていました。
そんな京都の行き倒れの人たちを映していました。↑
ここで1枚の絵が画面に映りました。
飢饉の様子を表す絵と思います。
しかし、今一つ不鮮明でよくわかりません。
しっかり見てみたいと思いました。
「大本山本圀寺(ほんこくじ)」がまずどこにあるか知りたいです。
調べました。
Wikipediaによると京都府山科にありました。
「本圀寺 飢饉 絵」とうって検索しましたが、
この飢饉の絵は出てきません。残念。
次に「飢饉の絵 室町時代」で検索しましたが、
う~ん見つからず。
でも収穫がありました。
こんな本が出版されていました。
「大飢饉、室町社会を襲う!」(清水克行著/吉川弘文館)
です。著者の清水克行さん、私のブログでも2回ほど登場した方です。
※ここでも道草 根拠のない過剰な報酬・けなしがカリスマを生む(2015年12月12日投稿)
※ここでも道草 BS歴史館最終回/戦前は足利尊氏は逆賊だった(2019年3月4日投稿)
室町時代が得意の人と思っていいのかな。
BS歴史館に出演した時の写真です。↓
この本は応永27年の大飢饉について書いてあるそうです。
※参考:Internet Zone::WordPressでBlog生活 『大飢饉、室町社会を襲う!』
いいじゃないですか。
この本に上の飢饉の絵が載っている可能性あり。
さらに調べていくと、この回の「タイムスクープハンター」の
時代考証担当は何と!清水克行さん。
本の出版年を調べたら、2008年。
「室町飢饉救援隊」が放映されたのが2010年。
そうかこの本をベースにして、「室町飢饉救援隊」は
作られた可能性が高まってきました。
俄然、読みたくなりました。
地元図書館にあったので、さっそく予約しました。
番組に出た飢饉の絵を見つけたいと動いたおかげで、
いい本に出会いました。
ただ番組を見るだけにとどまらず、
調べることを広げていくと、そこはまた楽しい世界。
実体験しつつあります。
「室町飢饉救援隊」については、また次の投稿で。
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