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2018年10月22日 (月)

お米マイスターの澁谷さんの正攻法がいい/番宣を授業で

今日は10月22日。

  

平安京に遷都した日です。

794年のことでした。

前投稿に書いた「時代祭」が、好天の下で行われました。

テレビニュースで見ました。

行列に参加した馬が暴れて、けが人が出た模様。

 

授業では「番宣(ばんせん)」をしました。

今晩10時から放映される

にっぽん!歴史鑑定 176 平安遷都~怨霊が生んだ千年の都

を生徒たちに紹介しました。

  

こういう番宣を授業でどんどんやっていきたいですね。

テレビで勉強することを勧めている身としては、

当然のことですよね。

  

 

 

話は変わって・・・

本「世界でいちばんおいしいお米とごはんの本

(澁谷梨絵著/ワニブックス)より引用します。

この本については、ここで触れています ↓。

ここでも道草 ファミリーマートの秘密は、お米と塩の絶妙なブレンド(2018年8月16日投稿)

 

×とぎます

 洗います

 

ごはんを炊くのが面倒くさい、

と思ってしまう人にとって、

いちばんの難関は「米とぎ」。

昔は精米後のお米にも汚れやぬかが多く

残っていましたが、精米技術が発達し、

すでに米がきれいなため、

米とぎ=米洗いは格段に楽になっているといえます。

「とぐ」とは米同士をすり合わせてぬかを落とすこと。

お米はもはや「とぐ」必要はなく、「洗う」で十分。

また、水が透明になるまでといでしまうと、

せっかくの旨味も洗い流してしまいます。

ただ、ひと手間かけてほしいのが最初の水。

「米が最初に出合う水」は重要なので、

できればミネラルウォーターを使い、

おいしい水をお米に吸わせてあげてくださいね。

(32p)

 

米と水が最初に出合ったとき、

洗米全体で吸う水の7割が

吸収されるといわれています。

つまり炊き上がりの味にも大きく影響。

(33p)

  

お米は「とぐ」のではなく「洗う」。

最初に吸わせる水が大事。

 

この本で知った発想です。

  

 

米屋になってもう15年の月日が過ぎようとしています。

父が病に倒れたとき、米屋とは程遠い、

エンジニアの仕事をしていました。

家業を継いでみたものの、お客さまからも

農家さんからも相手にされず、さんざんな

スタートだったのを覚えています。

それでも、現場百回、農家さんをまわり、

田植え・水管理・稲刈りと、

田んぼに触れて勉強を重ね、今では土壌と稲を見れば

米の良し悪しがわかるまでに!

品種開発の現場にも通い、開発者の方々に

お話を聞くこともあります。

お米だけでなく、雑穀や発酵食、薬膳など、

穀物についての勉強にも熱中し、

お店できちんとした知識を伝えられるよう、

資格も取得しました。

自分でも呆れるほど、本当にお米が好きなんだなぁ、

と思います。

(中略)

私のお米修業にゴールはありません。

みなさんに、最高のお米をお届けするため、

ますます張り切りたいと思っています。

(126~127p)

 

「おわりに」の文章です。

著者の澁谷さんが行っている

正攻法がいいなと思います。

お米屋さんになったからには、

勉強し、出かけて行って実際のものを見て体験する。

教師もこうでなくっちゃ。

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