お米マイスターの澁谷さんの正攻法がいい/番宣を授業で
今日は10月22日。
平安京に遷都した日です。
794年のことでした。
前投稿に書いた「時代祭」が、好天の下で行われました。
テレビニュースで見ました。
行列に参加した馬が暴れて、けが人が出た模様。
授業では「番宣(ばんせん)」をしました。
今晩10時から放映される
「にっぽん!歴史鑑定 176 平安遷都~怨霊が生んだ千年の都」
を生徒たちに紹介しました。
こういう番宣を授業でどんどんやっていきたいですね。
テレビで勉強することを勧めている身としては、
当然のことですよね。
話は変わって・・・
本「世界でいちばんおいしいお米とごはんの本」
(澁谷梨絵著/ワニブックス)より引用します。
この本については、ここで触れています ↓。
ここでも道草 ファミリーマートの秘密は、お米と塩の絶妙なブレンド(2018年8月16日投稿)
×とぎます
洗います
ごはんを炊くのが面倒くさい、
と思ってしまう人にとって、
いちばんの難関は「米とぎ」。
昔は精米後のお米にも汚れやぬかが多く
残っていましたが、精米技術が発達し、
すでに米がきれいなため、
米とぎ=米洗いは格段に楽になっているといえます。
「とぐ」とは米同士をすり合わせてぬかを落とすこと。
お米はもはや「とぐ」必要はなく、「洗う」で十分。
また、水が透明になるまでといでしまうと、
せっかくの旨味も洗い流してしまいます。
ただ、ひと手間かけてほしいのが最初の水。
「米が最初に出合う水」は重要なので、
できればミネラルウォーターを使い、
おいしい水をお米に吸わせてあげてくださいね。
(32p)
米と水が最初に出合ったとき、
洗米全体で吸う水の7割が
吸収されるといわれています。
つまり炊き上がりの味にも大きく影響。
(33p)
お米は「とぐ」のではなく「洗う」。
最初に吸わせる水が大事。
この本で知った発想です。
米屋になってもう15年の月日が過ぎようとしています。
父が病に倒れたとき、米屋とは程遠い、
エンジニアの仕事をしていました。
家業を継いでみたものの、お客さまからも
農家さんからも相手にされず、さんざんな
スタートだったのを覚えています。
それでも、現場百回、農家さんをまわり、
田植え・水管理・稲刈りと、
田んぼに触れて勉強を重ね、今では土壌と稲を見れば
米の良し悪しがわかるまでに!
品種開発の現場にも通い、開発者の方々に
お話を聞くこともあります。
お米だけでなく、雑穀や発酵食、薬膳など、
穀物についての勉強にも熱中し、
お店できちんとした知識を伝えられるよう、
資格も取得しました。
自分でも呆れるほど、本当にお米が好きなんだなぁ、
と思います。
(中略)
私のお米修業にゴールはありません。
みなさんに、最高のお米をお届けするため、
ますます張り切りたいと思っています。
(126~127p)
「おわりに」の文章です。
著者の澁谷さんが行っている
正攻法がいいなと思います。
お米屋さんになったからには、
勉強し、出かけて行って実際のものを見て体験する。
教師もこうでなくっちゃ。
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