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2018年7月 8日 (日)

2022年から高校の歴史が変わる2.1万年以上は人間の脳は変わっていない

 

今日は7月8日。

  

前投稿の続きです。

5月5日放映の「上田晋也サタデージャーナル」(CBCテレビ)から、

聞き書きしています。

  

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写真の出口治明さんの話がとても印象に残りました。

  

高校生たちが自分たちで調べ、

「縄文時代と弥生時代ではどちらが幸せか」

について討論している授業を見て、

次のような発言をされました。

 

出口:面白いと思いますし、

  今の脳の研究では、1万年以上は、

  人間の脳みそって、変わってないわけですから、

  喜怒哀楽とか、判断とか、みんな一緒なんで、

  どの時代のことを見ても、教え方ひとつで、

  身近なものになって、面白い授業ができる

  気がしますね。

 

上田:生活には役立たないというアンケート調査も

  ありましたけど、どういうふうにやれば、

  「役立つ」につながるのか・・・

  

出口:「役に立つ」って、こういうふうに

  考えたらいいんですけど、

  大震災、起こった時に、過去の大震災のことを

  ちょっとは勉強した人と、

  何にも勉強しなかった人と、どちらの方が、

  助かる可能性が高いと思いますか。

   

  もうこれに答えは尽きているんで、

  将来は何が起こるのか誰にもわからない。

  でも、歴史と言えば、なんか難しそうですが、

  人間のやってきた出来事ですから、

  ケーススタディと考えたらいいんですよ。

  

  だから人間がやってきたことを学ぶことによって、

  何かが起こった時の、参考になるかもしれない。

  でもその学び方が、年号を覚えたのではね、

  役に立たないので、何でこんなことが起こったといった、

  全体の流れをちゃんと理解しておくことが、

  面白いし、役に立つと思いますね。

  

上田:自分のね、今後どうやって生きていけばいいんだという、

  その選択する時の一つのヒントにもなったりするんでしょうね。

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1万年、脳みそは変わっていないから・・・

これはいい発想ももらいました。

授業の教え方ひとつで、

歴史は身近になるのです。 

くどいけど、もう一度書きます。

授業の教え方ひとつ」です。

  

  

あの番組を思い出しました。

  

5月13日放映の「NHKスペシャル 人類誕生

第2集 最強のライバルとの出会い」です。

ヨーロッパに広く住んでいたネアンデルタール人は、

住む場所がだんだん狭まり、ジブラルタル海峡付近が

終焉の場所だと考えらえています。

番組の写真を使います。

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この遺跡が、追い詰められた

ネアンデルタール人が最後に暮らした、

終焉の地だったと考えられています。

 

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クライブ・フィンレイソン博士の言葉を

思い出しました。聞き書きします。

   

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彼ら(ネアンデルタール人)が最後の日々に

何を感じ、世界をどう見ていたかを知ることは

できません。

しかしネアンデルタール人も

私たちと同じように

悲しみや怒りといった感情を

持っていたはずです。

おそらく最後の一人は、とてつもなく

孤独を感じていたでしょう。

とても悲しいことです。

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ネアンデルタール人の最後の一人に共感しようとする

態度こそ、歴史身近になる行為だと思います。

実際にこの番組を見た時に、孤独を共感できたし、

授業でもこの場面は生徒に見せました。

最後のネアンデルタール人の思いを

想像してほしいと思いました。

ただ、ネアンデルタール人が滅んだのは2~4万年前と

考えられているので、

「1万年以上は人間の脳は変わっていない」説の

枠外ではあります。

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