珍味の日/「チーズ鱈」はなとりの商品名
今日は11月23日。
勤労感謝の日。
「珍味の日」だそうです。
今日は何の日~毎日が記念日~11月23日から引用。
全国珍味商工業協同組合連合会が制定。
この日に皇居や伊勢神宮などで行われる新嘗祭で山海の珍味が供えられることと、
「い(1)い(1)つ(2)まみ(3)」の語呂合せ。
そもそも「珍味」とは?
コトバンクには次のように書いてありました。
めったにない、珍しくおいしいもの。
さきいかやいかのくんせい、チーズたら、ビーフジャーキー、
ナッツなど、乾き物を主とした酒の肴に向く加工食品を
いうこともある。
珍味にも2種類あるということです。
何となく使い分けていましたが、
こうやって調べてみて納得しました。
「チーズたら」が気になりました。
「チーズたら」ってあのことか?
このCMがわかりやすかったです。
YouTube: 【和久井映見】一度は食べていただきたい熟成チーズ鱈TVCM「とびきりの味わい」篇30秒(なとり)
これこれ、おなじみのこの食べ物が「チーズたら」だったのですね。
名前を意識したのは初めてかな?
この映像のように、チーズをたら(鱈)ではさんだ珍味です。
「チーズ鱈」というのは、「なとり」という会社の商品名だそうです。
何にでも歴史あり。
「チーズ鱈」にも当然ながら歴史がありました。
なとりでは、最初チーズをはさむのはイカだったそうです。
その歴史はここに詳しい↓
なとりの前身、名取商会は、イカを使った製品を得意でした。
イカの和に対して、洋のチーズを組み合わせて和洋折衷おつまみの
開発に乗り出したのは、初代社長名取光男さん。
チーズを常温保存できるようにするために脱酸素剤を使用し、
チーズとイカを組み合わせた試作品を作りました。
しかし、脱酸素剤によってイカが赤く変色してしまうという問題が発生。
いろいろ試行錯誤したが、解決策はなく「チーズいか」開発は断念。
イカ・・・・以下、上記サイトから一部引用。
その志は2代目社長の小一が受け継いだ。
小一を中心とした開発陣は、チーズと組み合わせる別の材料を模索。
自社で鱈をシート状にした製品を作っていたこともあり、鱈を使うことに決めた。
この決断にあたっては、社内に反対の声が多数あったという。
なんといってもおつまみの王道はイカ。
イカなら新商品でも受け入れられるが、鱈では難しいと思われたのだ。
だが、試作品を口にした人々の評価は一変する。
チーズと鱈がマッチした想像以上の美味しさと、
チーズが手に直接付かないという利点。
「これならいける!」と、否定的だった声は絶賛に変わった。
スーパーや小売店の評価も高く、製品化は一挙に進んだ。
発売されたのは1982年2月。
まもなく36年ですね。
最初に発売された時のキャッチコピーは、
「北海の鱈が北欧の味を上品に包みます」
だったそうです。
今はいまいちのインパクトですが、
当時としては目をひいたものだったのでしょう。
以上、気楽な休日の朝、気楽な道草をしました。
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