「英雄たちの選択 歌川国芳」その2/浮世絵の大量生産の流れ
今日は11月19日。
前投稿に引き続き、10月5日放映の
「英雄たちの選択 よっ!国芳~江戸っ子に愛された浮世絵師~」より。
浮世絵の基本的な説明を聞き書きします。
ナレーター:浮世絵の人気を支えたのは、
分業制による大量生産だった。
出版社である版元が、ヒットするであろう題材を
絵師に発注する。
絵師が描くのは浮世絵の下絵。
題材をどう表現すれば買い手の心をつかめるか、
腕の見せ所だ。
絵師が描いた下絵をもとに彫師が版木を彫る。
そして摺師(すりし)によって、色が何色も重ねられた。
こうして浮世絵は驚くべき速さで大量に生産された。
その値段は、およそ掛けそば一杯分の16文。
わずか350円程度で手にできるメディアだったのだ。
大量生産ができたおかげで350円程度となり、
庶民にも手に入れることができたのでしょう。
彫師の仕事に注目したい。
本当に色ごとに版木を作ったのでしょうか?
あんな細かい下絵を、正確にずれなく版木に写して
彫ることが本当にできたのでしょうか?
そこが多いに疑問であります。
カーボン紙のようなものがないとできないと思うのですが・・・。
下絵→彫るの中間の作業がもっと詳しく知りたいです。
番組の中で、色ごとに版木が作られた証拠の映像がありました。
千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館に、
奇跡的に残された国芳の版木が保管されていました。
その版木の画像写真です。
この浮世絵の場合、13枚の版木で作品ができあがるそうです。
確かに色ごとに版木があります。
でももう少し具体的に見たいです。
欲を言えば、現物の版木を見て確かめたいです。
そんなことはできないのでしょうか?
コメント