20170521御池岳付近散策その5/最後はハルゼミの話
今日は5月22日。
前投稿に引き続き、昨日の御池岳付近登山・散策の報告を書きます。
自然観察会で教えてもらったことを書きとめます。
今回がラスト。
↑コチャルメラソウ
チャルメルソウの仲間。
名前の由来を知りたいです。
※岡山理科大学 植物生態研究室(波田研)HP コチャルメルソウ
↑ここには次のように書いてありました。
開いた果実の形が楽器のチャルメラに似ていることが名前の由来という。
開いた果実の形・・・
松江の花図鑑より
楽器のチャルメラとは・・・
明星チャルメラのおじさんのもつ楽器が思い浮かびます。
う~ん、似ているといえば似ているか?
オレンジ帽子の達人が教えてくれて、
達人のご兄弟も場所を知っていたクマガイソウの群生を
見に行きました。
↑クマガイソウ
群生には蕾状態のものもありました。
まだ花が新鮮で、タイムリーで見ることができました。
「いなべ市の自然」(いなべ市教育委員会)には
次のように書いてあります。
全国で絶滅が危惧されている多年草です。
市域では、山地の日当たりの良い林下に稀に生えます。
市域でも激減しています。
美しい自然の姿が次世代の人も見られるよう、保護に、
ご理解ご協力をお願いします。
今回も達人さんたちから、ネット上に写真を載せてもいいけど、
場所を特定できるようにはしないでほしいと言われました。
もちろん守りました。
次世代にも見せたいけど、自分もまた見に行きたいです。
道なき道を歩く自然観察会の人たちと同行すると
こんな珍しいものに出会います↓
シカの死体です。
肉は腐ってなく、骨と毛が残るのみでした。
角の大きな立派なオスでした。
ここで達人のご兄弟から教えてもらいました。
シカはシカ科。ニホンカモシカはウシ科!
違う仲間でした!
シカの角(つの)は、何本かに枝分かれするけど、
ニホンカモシカの角は1本。
シカは角があるのはオスのみ。
ニホンカモシカはオスもメスも角がある。
シカの角は毎年生え替わるけど、
ニホンカモシカは生え替わらない。
角が折れると、再生されない。
同じ「シカ」ですが、シカとニホンカモシカは体型が違うとは
思っていました。科が違うんだ。
昨年、ニホンカモシカは撮影したぞ↓
コグルミ谷入り口まで、自然観察会の皆さんと一緒に下山しました。
午後3時40分ごろ到着。8時間40分ほど山にいました。
贅沢な時間でした。
帰りに藤原岳自然科学館によって、
「いなべ市の自然」(いなべ市教育委員会)を購入しました。
5月21日に出かけたことで、初めての場所に行き
「別世界」を味わいました。
そして達人たちに会って、いろいろ教えてもらいました。
70歳前後の人たちでした。
山で出会った人たちは元気がいいです。
14年経つと自分も70歳。
この日出会った人たちのように、
行動力があり、知的好奇心のある70歳でありたいと思いました。
そのためには山の趣味は大切にしていきたい。
う~ん、もう一つ報告していない。
カタクリ峠でセミの幼虫が地面にいるのを、
同行者が見つけました。
春のセミでしょうか?
調べると、エゾハルゼミの可能性が高い。
※参考:セミの図鑑 エゾハルゼミ
こんなのを見たのは生まれて初めて。
5月21日。生まれて初めてをたくさん体験できました。
この貴重な体験を書きとめたぞ!報告終わり。
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