本「GRIT やり抜く力」引用/「やり抜く力」の強い集団の一員になる
今日は12月11日。
前投稿に引き続いて、本「GRIT やり抜く力」
(アンジェラ・ダックワース著/ダイヤモンド社)から引用。
引用がだいぶ多くなったけど、
ブログ上に記録しておきたい文章がまだあります。
これが最後になる模様。
日本のことわざに「七転び八起き」というのがある。
私がもしタトゥーを入れるとしたら、この言葉を刻みたい。
(226p)
アメリカの心理学者が日本の慣用句を知っていました。
ちょっとビックリ。
「やり抜く力」を伸ばすためには、この考え方が必要だそうです。
「無理」という思い込みがなくなる体験を持つ
「やり抜く力」の鉄人たちは、誰もがみな賢明な父親や母親に
育てられたわけではないが、私がインタビューで話を聞いた人たちは、
必ず人生のなかで「誰か」に出会っていた。
絶妙なタイミングと適切な方法で彼らを導き、
目標を高く持ってがんばるように励ましてくれた人に。
そしてなによりも必要だった「自信」と「支援」を与えてくれた人に。
(293p)
恵まれない環境ながら、いい出会いによって、
成績をアップさせた学生から、大人たちへのメッセージ。
「子どもの人生をよい方向に変えてやらなくては、
なんて気負わなくてもいいんです。
心から相手のことを思って、しっかり見守っていれば、
ちゃんと伝わって、よい変化が起こります。
その子の人生にいまなにが起きているのか、
理解しようと努めてください。
そして一緒に乗り越えよう、と手を差し伸べてください。
それこそ僕が身をもって経験したことです。
そのおかげで、すべてが変わったのです。」 (298p)
「やり抜く力」の強い集団の一員になる
自覚のあるなしにかかわらず、私たちは自分が属している文化、
自分と同一視している文化の影響を、
あらゆる面で強く受けている。
文化とは、根本的には、人びとの集団に見られる
共通の行動規範や価値観のことだ。(中略)
自分の「やり抜く力」を強化したいなら、
「やり抜く力」の強い文化を見つけ、その一員となること。
あなたがリーダーの立場にあり、組織のメンバーの
「やり抜く力」を強化したいなら、
「やり抜く力」の強い文化をつくりだすことだ。 (330~331p)
たしかに、集団に溶け込もう、周りのやり方に合わせようとする
人間の欲求は、非常に強力だ。
心理学の歴史でもっとも重要ないくつかの実験でも、
個人があっというまに、たいていは無意識のうちに集団に溶け込み、
新しい行動のしかたや考え方を身につけることが証明されている。
最後にダンはこう言った。
「やり抜く力を身につけるにも、
大変な方法とラクな方法があるということでしょう。
大変な方法は独力でがんばること。
ラクな方法は同調性を利用するんです。
集団に溶け込もうとする人間の基本的な欲求をね。
やり抜く力の強い人たちに囲まれていると、
自分も自然とそうなるんです」 (333~334p)
以上で「GRIT やり抜く力」からの引用は終了。
これからの生き方に参考になることがたくさん書いてありました。
いまから図書館に返しに行きます。
1日遅れなので、謝ってきます。
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