谷口仁史さんから学ぶ/本当は素直な「うん」が言える子
今日は11月26日。
前投稿のつづきで「プロフェッショナル 仕事の流儀
寄り添うのは、傷だらけの希望 子ども・若者訪問支援 谷口仁史」
(2015年8月31日放映)のことを書いていきます。
今回がラスト。
番組後半は、感情をコントロールできずに、
母親や祖母に暴力をふるってしまう6年生の男の子との対応場面。
谷口さんは、男の子を叱らず寄り添うことに徹する。
一緒にサッカーをやったり、釣りに行ったりします。
同じように感情がコントロールできずに大変だったけど、
そこを乗り越えた先輩と出会わせます。
その日は男の子の12歳の誕生日。
谷口さんは小さな誕生日ケーキを用意し、
一緒にお祝いします。
その時の会話シーン。
「まずはな、(お母さんと)あんまケンカせんということやな」
という谷口さんに対して
「うん」と素直に返事をする男の子。
とっても素直に言えているのがいいなと思いました。
感情をコントロールできない子はいます。
感情が暴走すると、聞く耳がありません。
さらには無口になり、返事もしません。
でもそんな子も、感情が落ち着くと、
分別があり、素直であり、びっくりします。
これがこの子なんだ、と思う瞬間です。
その姿をちゃんと覚えておいて、その姿を信じて接したいです。
ゲームばかりしていて、約束の午後8時になってもやめません。
夜更かししていて、朝起きられません。
目覚ましを近くで鳴らしてやったら、投げてきました。
目覚ましが少し壊れました。
そんな連絡を保護者から受けたことがあります。
給食を一緒に食べながら、そのことを話しました。
「8時にやめられるといいな」
「うん」
「目覚まし、投げたんだって」
「うん、でもねお母さんには当たらないようにしたよ。
当てると逆切れして怖いから」
「ちゃんと考えて投げれたんだ」
「うん」
カッとなると何をするかわからない子。
でも落ち着いていたら、こんな素直な「うん」が言えたことをよく覚えています。
この番組で男の子が言った「うん」も同種類でした。
本当はわかっているのです。
でも感情をコントロールできないのです。
そこをどうにかしてあげたい。
谷口さんの実践を見て、あらためて思いました。
以上で番組から学んだことを書くのは終了。
50分の番組、全ては無理でした。割愛します。
充実の50分です。
でも今日、再びじっくり見れたのはよかったです。
明日、実物の谷口さんの話を聴くのが、すごく楽しみになってきました。
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