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2016年7月17日 (日)

「生きるのが楽しくなる脳に効く言葉」その5

  

今日は7月17日。

  

前投稿に引き続き、「生きるのが楽しくなる脳に効く言葉」

(中野信子著/セブン&アイ出版)からの引用です。

  

自分が得をしようと思ってやったことが誰かの役に立ち、

人からほめられたりすると、「社会的報酬」が得られ、

脳からドーパミンが大量に分泌されます。

一説では性的快楽よりも社会的快楽の方が

ずっと上だと言われているように、

これが「いつまでも意欲的で若々しい」人の秘訣にもなっているようです。

(78p)

  

フランスの研究所時代に一番仲の良かった同僚研究者のFさん。

彼女はライバルを見つけるのが得意でした。

そして、ライバルを見つけるやいなや、

その人の良い部分に目をつけて、

自分に取り入れよう、自分もできるようにしようと取り組むのです。

人間は共に強くなる相手がいないと、

どうしても慢心してしまい、「この辺で十分だろう」と

だらけてしまうものです。 (中略)

今の自分にとって最高のライバルを見つけ、

そのライバルと戦える自分に誇りを持つ。

誰かにライバル視されることがあったら、光栄だと思う。

戦うのはしんどいことですが、ひるまず戦っているうちに、

脳が上手に使われて、どんどん力がついていくのです。 (81p)

118924590218316423650 http://doqpops.at.webry.info/200709/article_2.html

  

  

「聞く力」は相手の心をつかむ

人は自分を深く理解してくれる人に感謝の気持ちをいだき、

その感謝の心を示したいと思うもの。

科学的に言うと、「あの人はすごい!」と誰かに認められるような

「社会的報酬」を求める生き物なのです。

大きな快感を覚える脳の報酬系は、

男性のほうが女性より活発な活動をしています。

男性の方が自尊心を満たそうとする傾向が、より強いのです。

話をよく聞くことは、相手の自尊心を満たします。

それが、相手の信頼を得て、心をつかむ第一歩になるでしょう。

(106~107p)

  

  

脳にとっての幸福は、学び続け、成長し続け、

達成を繰り返すこと。 (119p)

  

  

楽観主義とは、「やればできる」と信じること

「楽観主義」は物事を「なんとかなるさ」と脳天気に考えることでも、

「自分に特別な力がある」と思い込むことでもありません。

「やればできる」と、自分の力を信じること。

「誰でもできることをきちんとやれば、

絶対に結果が出る」と信じることです。

こう思える人は自分だけでなく、他の人にも

「やればできる力」があることを信じています。

他者への信頼があると、変にかしこまったり

威張り散らしたりすることがなく、

対等に付き合うことができるようになります。

そのため、困難が起きても、それを「現実である」と

受け入れることが可能です。

また、好き嫌いという感情に支配されずに

非常に合理的な判断ができるのも特徴。

嫌いという感情があっても、

目的のためにそれが必要なら行動する、

ただそれだけなのです。

このような生き方の人は、

いつも未来に向かって準備ができています。

そのため、目の前にあることに不安を感じることが少なくなり、

精神状態も安定しています。

この安定した精神状態による余裕が、

不測の事態にも対応できる柔軟性を生み、

「やればできる」という自信が強化され、

誰かをおとしめることなく、

目標に向かってぐんぐん進むことができるのです。 (120~121p)

51fped8n11l amazon

  

他の人にも「やればできる力」があると思うことは、

相手への信頼につながるという考え方はなるほどと思いました。

そう、みんな「やればできる」のです。

 

Jppdgv8i_400x400 https://twitter.com/soccerk17

  

人も脳も何歳でも変われる

1998年、ピーター・エリクソンとフレッド・ゲージの研究により、

大人の脳内でも新しい神経細胞が生まれることが

明らかになりました。

ただし、大人の脳に生まれた神経細胞は、

刺激の乏しい状態ではすぐに死んでしまいます。

(中略)

脳を若く保つには、脳に適度な刺激を与えること、

つまり、適度に困難な課題を乗り越えていくことが

必須なのです。 (132~133p)

  

逃げないと心に決めると脳が変わる

逆境に直面して「よし!必ず乗り越えてみせる」と

心のファイティングポーズを取れたなら、

その瞬間に脳も闘う姿勢を取ります。

闘うための神経伝達物質が脳と体内を駆けめぐり、

脳細胞が発火。

シナプスやニューロンが伸びてつながっていくのです。

しかし、逆に「ああ、もうダメだ」とあきらめたら、

脳も”逃げの方向”に変わります。

逆境に直面したら、「今こそ脳を鍛えるチャンス!」と

心の中で叫んでみましょう。 (134p)

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今日も逃げずに頑張ろう!

引用はあと1回の投稿で済みそうです。

  

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