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2016年5月14日 (土)

「台風」の語源/風の神テュフォン

  

今日は5月14日。

   

日めくりより。

「台風はなぜ『大風』と書かないのか?」

Epson517   

英語で「台風」のことは”typhoon”です。

  

ややこしい話ですが、

この”typhoon”の語源は、遡れば「大風」「颱風」であって、

その”typhoon”を音訳したのが

「颱風」であって「台風」であるようです。

「台風」が”typhoon”になったかと思ったら、

そうは簡単ではないようです。

  

次のサイトが参考になりました。

ShareWis PRESS 「台風」の語源が◯◯って知ってた?

  

引用します。

  

台風は英語の “typhoon” の音訳だった…!

台風は英語で言うとtyphoonとは

中学校の頃に習った人も多いでしょう。

なんとなく似ていると感じますが、

まさにこのtyphoonが台風の語源のようです。

ちなみに昔は「颱風」と書いたとか。

じゃあなぜ、この決まった季節に私たちを苦しめる気象現象を

typhoonと呼ぶのでしょうか?

typhoonは中国語の “tai fung (大風)” が由来だった…!?

typhoonの由来には三つほど説があるようなので以下に紹介します

語源由来辞典より)。※おっと、引用の引用でした。

  1. 台湾や中国福建省で、激しい風のことを

  「大風(タイフーン)」といい、それがヨーロッパ諸国で音写され

  「typhoon」となり、それが再び中国や台湾へ入り、

  「颱風」という字を当てはめた。

  また、中国福建省あたりでは、

  もともと「台湾付近の風」という意味で、

  「颱風」が使われていたという説もある。

 2.アラビア語で、ぐるぐる回る意味の「tufan」が、

  「typhoon」となり「颱風」となった。

  9~10世紀にはインド経由の西アジアと中国の交易が

  盛んであったことや、宋や元の時代にはイスラム船が

  頻繁に中国に来航していたことから、

  台風の影響を受けたアラブ人の言葉が転じたという説は最もらしい。

 3.ギリシャ神話の風の神「typhon(テュフォン)」が、

   「typhoon」となり、「颱風」となった。

 

  三つ目のギリシャ神話の風の神テュフォン説なんて

  かっこいいですよね。

  

「テュフォン」説も確かにいいですね。

綴りが酷似しています。

「テュフォン」の姿に興味を持ちました。

ここにありました↓

真夜中のブログ 夜空を見上げてみませんか

Img_2  

そしてこのテュフォンは、以前に興味をもった星座とつながりました。

フォーマルハウトという1等星をもつ「みなみのうお座」です。

上記のサイトによると、みなみのうお座のモデルは、

ナイル川ほとりでの神々の宴会の際に現れた

最大最強怪物テュフォンに追われた愛の女神アフロディテが

魚の姿になって逃げたときの姿という説があるそうです。

なるほど、なるほど。

ここでも道草 フォーマルハウトから「秋の四辺形」(2009年9月19日投稿)  

この秋も「秋の一つ星」フォーマルハウトを拝みたいです。

  

  

”typhoon”を「颱風」に音訳した人はわかっています。

Boso Rockers Union <百三十四の葉>台風

台風という言葉が登場するのは明治になってからだ。

明治後期に、当時の中央気象台長だった

岡田武松という人が英語のタイフーン(Typhoon)を

颱風と音訳して気象用語として定着させた。

ところが、その後制定された当用漢字に      

「颱」 が含まれなかったため、

「台」 に置き換えられて台風となったそうだ。

  

その他参考にしたサイト

日本語の「台風」と英語の「typhoon」はどちらが先にできた言葉か

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