映画「11人のカウボーイ」を見ました
今日は5月15日。
映画「11人のカウボーイ」を見ました。
(勝手に)思っていた以上によい映画でした。
映画の写真を載せながら、ちょっと調べたことを書いていきます。
子どもたちが荒馬を乗りこなそうとする場面。
↑ここからの引用。
ここに出てくる少年たちは10歳から15歳までで、
撮影当時ちょうど私と同じ年齢のアメリカ人の子たちだ。
ただし、子役俳優の子たち(まったく馬に乗れない)と、
乗馬が得意の子たち(まったく演技したことがない)が
オーディションで1000名の中から選ばれた。
抜擢された10歳の乗馬が巧い子などは
3歳の時から乗っているという。(中略)
牛を650kmの距離を移動させるキャトル・ドライブも、
少年たちの見事な乗馬シーンも
すべて吹き替えなしで撮影されている。
1972年公開の映画です。
ほぼ最年少の子どもと私は同じ年と予想されます。
その子の投げ縄が非常にうまかったです。
最年少の彼の役名は「ハーディ」
役者名はクレイ・オブライエン。
1961年5月6日生まれ。
どこかで彼も55歳のおじさんなんだろうなあ。
登場した子どものうち、愛称スリムのハニカット役を演じたのは、
ロバート・キャラダイン。この映画がデビュー作。
俳優・・プロデューサー・監督をしていて現在62歳。
この映画の続編がテレビドラマで作られ、
日本でも「少年カウボーイ」というタイトルで放映されたそうです。
それは知りませんでした。
スリムのロバート・キャラダインは、
同じくスリム役で出演していたようです。
↑このサイトから引用します。
「少年カウボーイ」The Cowboys は、
『11人のカウボーイ』の後日談にあたり、
映画で非業の死を遂げたウィルに代わりに未亡人アニーを助け、
強盗や牛泥棒たちからコロラドの牧場を守っていく7人の
少年カウボーイの活躍を描いた30分のウェスタンドラマである。
1974年にABCで放映され、
日本でも同年にNHKの"少年ドラマ"枠で
全12エピソードが放映されている。
映画からA・マルティネスとロバート・キャラダインが同じ役名で、
ショーン・ケリーとクレイ・オブライエンは別の役名で参加している。
実現は難しいと思いますが、見てみたいドラマですね。
子どもたちが通っていた学校には、夏休みがあって、
その夏休み期間中に、小学生~中学生がカウボーイとして
雇われるわけです。
命を懸けた夏のすごい体験学習です。
今の保護者なら、こんな体験学習に子どもを行かせないでしょう。
映画では道中で子どもが一人亡くなっています。
その子の親は行かせたことを後悔するだろうなあ。
現在だったら、この時点で体験学習は強制終了でしょう。
↑このサイトから引用します。
映画的に一つだけ不満を言うならば、
どうして少年を一人死なせてしまったのかというところ。
そのあとのウィルの死だけでも十分だったように思う。
賛成です。
子どもを埋葬した時に、ジョン・ウェインが言います。
「時には理解できないことがある。神のご意志だ。
いい子だった。立派な大人になったろう。
運がなかった。死はどこでもやってくる。いつでも。
無念だ。
だが、懸命に生きたのであれば、悔いは残らないであろう」
「死はどこでもやってくる。いつでも。」は心に残る言葉ですが、
この言葉を言った後に、旅先で埋葬してしまうシーンは、
現代ではありえないシーンだと思います。
「昼夜逆転映画生活」からもう少し引用します。
この映画の好きなシーンは、夜中に子供たちだけで集まって、
こっそり取ってきた酒を回しながら、
ウィルやナイトリンガーの悪口を言ってふざけている場面。
そんな子供たちの様子を、ウィルとナイトリンガーは、
なんだか微笑ましそうに見ているというのがにくい。
これまた賛成。
子どもたちのミニ宴会がすんだ後に、
物陰で微笑ましく聞いていたウィル(ジョン・ウェイン)が、
ナイトリンガーに、「おれたちも飲むか」と言うシーンもよかった。
その飲み会に参加したくなりました。
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