« シリーズ真田丸3.新府城があった七里岩 | メイン | シリーズ真田丸5.竹束も見逃していました »

2016年1月17日 (日)

シリーズ真田丸4.人質の磔/オロオロの理由

  

今日は1月17日。

  

前投稿に引き続き、1月10日発行のMAG2NEWSより。

MAG2NEWS 遂に始まったNHK大河『真田丸』。初回放送をいきなりマニアック解説

  

この城で重要なのは、七里岩の断崖よりも

城のすぐ横を通っている信州街道との位置関係。

勝頼が、諏訪の出身であったことを思い出してほしい。

ちなみに、ドラマ中で木曽義昌の妻子が磔になった、

との台詞があった。

木曽の妻子はたぶん、城のすぐ横の

信州街道沿いに晒されたのだと思う。

  

これも地図で調べてみました。

Photo_2

武田神社と言うのが、武田信玄の居城があった場所です。

上記の地図の「武田神社」の「田」の字の辺りにありました。

つまり新府城は、武田信玄の居城と諏訪を結ぶ

ライン上にあったということです。

そのラインとは信州街道であって、

現在の国道20号線というわけです。

  

「木曽義昌の妻子が磔になった」という台詞は

聞きもらしていました。

さっそく録画で確かめてみました。

ありました。番組が始まって18分ぐらいのところです。

Rimg6518

この場面です。

聞き書きしてみます。

 

真田昌幸と奥さんの薫(かおる)との会話。

 

昌幸:

 何を浮かぬ顔をして・・。せっかく久方に顔を合わせたと言うのに。

薫:

 今朝、木曽義昌様の母上とお子達が連れて行かれました。

 酷(むご)くも磔にされたとのこと。

昌幸:

 木曽は寝返ったのだ。仕方なかろう。

薫:

 姫様は17。嫡男千太郎は13でございました。

昌幸:

 人質というのはそういうものじゃ。

薫;

 殿はあたくしたちも人質であることをわかっておいでですよね。

昌幸:

 もちろん。

薫:

 大丈夫でございますよね。寝返ったりなさいませんよね。

昌幸:

 馬鹿をもうすなあ。

  

そうでした、そうでした。

確かにこの会話はありました。

この時に薫はオロオロしていました。

織田が攻めてきて武田はどうなるのか心配していました。

そのオロオロ加減は、ちょっと楽しいくらいでした。

それに関連することが、今読んでいる

「NHK大河ドラマストーリー 真田丸 前編」(NHK出版)

に書いてありました。

薫役の高畑淳子さんへのインタビュー記事から引用します。

高畑さんはこう言っていました。

  

撮影にあたって三谷(幸喜)さんが

こんなことをおっしゃっていました。

私たちは歴史の結果を知っているけれど、

登場する人たちは先がどうなるかわからない中で生きている。

なので、右往左往している人を演じてくださいと。(26p)

  

なるほど、脚本家の意思を受けてのオロオロなのかと

合点がいきました。

コメント

コメントを投稿

最近の写真

  • Img_8725
  • Img_8724
  • Img_8723
  • Img_8722
  • Img_8721
  • Img_8718
  • Img_8715
  • Img_8714
  • Img_8712
  • Img_8710
  • Img_8709
  • Img_8263

楽餓鬼

今日はにゃんの日

いま ここ 浜松

がん治療で悩むあなたに贈る言葉