名月の晩に科学館で勉強したこと/計画が成功したら名前がつけられる
今日は10月2日。
昨日は学校訪問。
影絵劇に関する授業でした。
カッターナイフを使って厚紙を切ることに挑戦。
慣れは大事。カッターの扱いが上手になってきた子どもたち。
影絵劇は12月に行う予定です。
2学期は「カッターナイフ」「影絵劇」がキーワードになりそう。
9月27日に蒲郡市生命の海科学館に行ってきました。
「夜の科学館をさんぽ 中秋の名月スペシャル」に参加しました。
その時に勉強になったことを書き並べる後半です。
〇月の北極・南極に水が存在する可能性があるのでは?
↑下左側:月の北極 下右側:月の南極
北極も南極もクレーターが多めにあるのが特徴です。
「汚れた氷の塊」と言われる彗星が極付近に衝突した場合、
クレーターの深部だと、ずっと太陽の光が届かない場所があって
水が残っている可能性があると説明してくれました。
水がある可能性はあるが、
まだ水が存在していることは証明されていないそうです。
〇将来の月探査計画が2つ紹介されました。
〇「SLIM」(Smart Lander for Investigating Moon)
日本のJAXAの計画。JAXAのHPから引用します。
将来の月惑星探査に必要なピンポイント着陸技術を研究し、
それを小型探査機で月面にて実証する計画です。
SLIMを実現することで、我々人類は、
従来の「降りやすいところに降りる」着陸ではなく、
「降りたいところに降りる」着陸へ、
と質的な転換を果たすことになります。
2018年打ち上げ予定だそうです。
〇「SELENE‐2」
(セレーネ:SELenological and ENgineering Explorer)
これもJAXAの計画です。
月の科学的探究を行うのが目的で、「かぐや」の後継計画だそうです。
日本の場合、計画段階では「SELENE」のような名前ですが、
計画が成功すると「かぐや」とか「はやぶさ」といった
名前がつけられるそうです。初めて知りました。
こちらは2020年頃に打ち上げ予定です。
〇ここまで戸外で説明をうけて、この後科学館内に入りました。
企画名の「夜の科学館さんぽ」です。
↑移動の時の写真です。
最初は見えていた名月は、この時には雲に隠れていました。
〇テクタイト↑
テクタイトとは隕石が地球表面に衝突した時に、
隕石のエネルギーで液状化した石や砂が飛び散り、
上空で急速に冷却された時に表面張力によって丸く固まったもの。
そのような説明をうけました。天然ガラスです。
〇鉄の塊↑
隕石で地球に飛んできたもの。
鉄は星の深部にできるもの。星が爆発した時に出てきます。
したがって鉄の匂いは「宇宙の匂い」だと
科学館の職員は言っているそうです。
地球にも鉄はあるが、このような大きな塊は目にすることはない。
それは鉄が深部にあるためです。
〇↑「触れる地球」
もし地球が直径1mの球体だったら・・・
ということでいろいろお話してくれました。
平均海の深度は0.4mmほどだそうです。
(マリアナ海溝ですら1.17mmの窪み 参考:デザインスタジオ301)
海水はほんのちょっと表面にあるだけなのです。ビックリ。
陸地:海=3:7 「水の惑星」と言われますが、その程度なんだ。
月はバスケットボールくらいの大きさで、
約38メートル離れた場所にいるそうです。
思ったより遠くにいるんだなあと思いました。
〇月は軽い物質でできているそうです。
その理由は、地球に火星くらいの大きさの星が衝突した時に、
すでに地球は層構造(重たいものは深部、軽いものは表面)に
なっていて、地球の表面を吹き飛ばし、それらの物質が固まって
月ができたためだと考えられています。
〇↑「触れる地球」には、現在の雲の状態も映しだせます。
9月27日。日本の南西には台風21号が迫っていました。
台風の雲の渦が見られました。
部分アップ写真です。
以上で科学館で勉強した内容報告を終わります。
最後に夜の科学館の写真を載せます↓
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