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2015年2月

2015年2月 2日 (月)

1月31日「タブレット端末活用セミナー」報告

  

今日は2月2日。

  

タイトルは違いますが、前投稿の続きのような内容です。

  

1月31日の東京で行われた「タブレット端末活用セミナー」に参加しました。

800人の参加者は驚きでした。

「タブレット端末で実現する協働的な学び」(フォーラム・A)を

行きの新幹線車内で読み終えたのは有効でした。

いい予習になりました。

本を読んで、セミナーに出て、いろいろわかったように思えます。
  
 

セミナーの報告とタイトルを書きましたが、

「タブレット端末で実現する協働的な学び」の紹介のコーナーで

書いたことは、セミナーの内容とダブります。

それに付け加えるとしたら、堺市のことを書いておきたいです。
  

「堺スタイル」についてはこのブログでも何度か書きました。

教室で教師がタブレットを持って教えることから始める「堺スタイル」は、

今の段階では、もっとも目指す姿だと思います。

いつか「堺スタイル」の研修を受けたいと思っていて、

時々堺市教育センターのサイトを見ては、

何かいい情報がないかチェックをしていました。

※参考:堺市教育センター
  

セミナーではうれしいことに、

あこがれの?堺市教育センターの方の話も聴くことができ、

さらには堺市の先生から実践報告を聴くことができました。いい機会でした。
  

堺市は、研修がすごかったです。
  

タブレット端末等が整備される前と後で研修が行われたようです。
  
  

「整備前」の研修
 

堺市は平成25・26年度に2000台のタブレット端末を整備しました。
 

全ての学級に1台ずつのタブレット端末が整備されました。
 

平成25年の夏季休業中に研修が行われました。
 

39回実施して、各小中学校の管理職および教員のべ800名が受講したそうです。
 

センターの職員2名が講師をしたそうです。
 

2名だけでやることで、各学校に同じことが伝わるようにしたそうです。
 

研修の内容は、タブレット端末活用の考え方を中心に、

様々な活用シーンの紹介と操作体験を行ったそうです。
  
 

 

「整備後」の研修
 

各学校に専門の講師を派遣し、

実際に整備されたタブレット端末の操作方法を中心に、
 

全教員を対象にした校内研修を実施したそうです。
  
 

とにかくタブレット端末を活かそうとしていることがわかりました。
 

多額のお金をかけているので、

無駄にならないように、有効に利用しよう。
 

一部の人だけが使うのではなくて、全教員が使えるようにしよう。
 

そんなセンター側の気持ちが出ている研修システムです。
  
  
 

さらに研究員を18名募って、タブレット端末を活用した授業実践を行い、
 

その映像を編集して、研修で使っていくようにしていました。
 

セミナーでもその映像を少し見ることができました。
 

面白い試みだと思いました。
  
  
 

堺市で勉強がしてみたいとあらためて思いました。
  
  
 

  

  

セミナーでは、たくさんの資料をもらいました。
 

資料の中の有効な情報はこのブログに載せていきたいと思います。
 

たくさんありました。
 

時間を見つけては少しずつ投稿していきます。
  
 

このセミナーは4月に大阪で行われます。
 

お勧めです。

  

  

セミナー会場の東京コンファレンスセンター・品川。

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2015年2月 1日 (日)

「タブレット端末で実現する協働的な学び」(フォーラム・A)からの引用4

 

今日は2月1日。

 

前投稿の続き。   

「タブレット端末で実現する協働的な学び」(フォーラム・A)から引用します。    

  

 

 「授業支援システム」と同じように、最近私の目にどんどん飛び込んでくるのが、

「協働(きょうどう)学習」です。

本のタイトルにも「協働」という言葉が入っています。   

84pにあった説明はこの通り↓   

  

  

【協働学習】

定義は諸説あるが、協働的な学びとICTを組み合わせた

テーマを扱う 文部科学省の「教育の情報化ビジョン(2011)」では、

「児童たち一人ひとりの能力や特性に応じた学びを構築していくとともに、

児童たち同士が教え合い学び合う協働的な学びを創造していくこと」

と説明されている。

発表、制作、討論、意見の分類・整理等の学習場面において

ICTを活用することが考えられる。

(84p)      

  

  

タブレット端末を使うことでどのような授業スタイルを目指すかが

重要な課題になっています。

目指すべき授業スタイルの一つが「協働学習」のようです。

この本にも協働学習の実践があり、セミナーでも紹介されました。

「授業支援システム」と同じように、

今まで「協働学習」という言葉に縁遠かかった人は、

ぜひ覚えておいてくださいね。

「タブレット端末で実現する協働的な学び」(フォーラム・A)からの引用3 

  

今日は2月1日。

 

前投稿の続き。   

「タブレット端末で実現する協働的な学び」(フォーラム・A)から引用します。    

  

この本には、タブレット端末を活用して授業実践した報告が複数載っています。

その実践で必要なのが、次のもの。

「電子黒板」

「タブレット端末」

「無線LAN」

そして「授業支援システム」です。
  

98pには「授業支援システム」について

   
  

教師用端末から学習者のタブレット端末の場面を

電子黒板に転送提示するなどの機能をもつソフト

  
  

と書いてありました。

実際に使った先生の文章を示します↓
  

  

授業支援システムによって可能になったことの1つが次の事例である。

教師用タブレット端末で撮影した映像を電子黒板に転送し、表示する。

その操作はわずか2タップ。

アップロードのアイコンをタップし、メッセージボックス内のOKボタンを

タップするだけである。

これで日常生活の一部分を切り取った課題をクラス全体で共有できる。

また、電子黒板に映し出されたその映像課題は、

電子黒板内の配信ボタン1クリックで生徒用のタブレット端末に一斉配信される。
  

生徒用タブレット端末に転送された映像は、

学習支援システムと連動するタブレット端末用アプリで

手書きの矢印などが簡単に描画できる。

また、書き込みしたものは消しゴムツールで簡単に消去でき、

試行錯誤しながら最適解を求める活動が容易にできるようになっている。

書き込みした映像は、アプリ内のアイコンをタップし、

アップロードの確認ボタンをタップする。

それだけで各班のタブレット端末から電子黒板に画像がアップロードされる。

(54p)  

  

  
  

教師と子どもたちのタブレット端末と電子黒板とが

有効に結びつくシステムだと思います。

  
sky株式会社の回し者ではありませんが、

sky株式会社の授業支援システムが、「SKYMENU class」と呼ばれる製品です。

参考:学校とICT タブレット対応授業支援ソフトウェア SKYMENU Class
  

このサイトを見ると、授業支援システムでどのようなことができるのかわかります。

これは教室に教師が1台だけタブレット端末を持ち込む

「堺スタイル」であっても必要なシステムだそうです。

(セミナーの中で、堺市教育センター総括指導主事の先生が言っていました)  
  

タブレット端末導入時には、

どのような授業支援システムを入れるのか検討をしなくてはなりません。

私みたいに、「授業支援システム」のことを今まで

あまり認知していなかった人は、そろそろ認知したほうがいいですよ。

「タブレット端末で実現する協働的な学び」(フォーラム・A)からの引用2 

 

今日は2月1日。

 

前投稿の続き。
  

「タブレット端末で実現する協働的な学び」(フォーラム・A)から引用します。 
  
   
 

  

  

パターンB:全校児童生徒1人1台
 

いわゆる国の事業であるフューチャースクール・学びのイノベーションパターン。
 

ずっと自分のものとして1年間使える。
 

実証校では数々の成果と課題があがってきている。
 

ただ、このパターンBがすぐにたくさんの自治体で実現できるとは思えない。
  
  
  
  

  

  

パターンC:個人所有
 

パターンBをとびこえて、このパターンCが進むのではないかと推測する。
 

ただし、公平性の問題や機種の統一がはかれるかということ、
 

また授業で使えるための授業支援システムなど

ICT環境整備などの問題も山積だ。
  
  
  
  

  

  

パターンA、B、Cと分類したのにはわけがある。

タブレット端末の位置づけがまったく違うのだ。

Aは学校での共有物であり、Cは文具だ。

Bは1人1台常時活用しているということで文具的だが、

あくまでも個人で所有しているものではない。

いずれにしても、共有物と文具は、それぞれ導入の考え方が

まったく違ってくることが予想される。

まだ先のことだと思われているかもしれないが、今から検討していく必要がある。

現実的に、どのパターンならできるのか、課題をどうクリアしていくのか、

その検討とともに活用イメージを明確にすることも重要だ。

(17p)


  
  
  

  

個人所有に進むのではという視点は、ハットさせられました。

そのですよね、その可能性はあります。

塾がそうです。高校ですでにやっている学校があります。

佐賀県もそうですよね。
  

いずれはタブレットを文具として扱う時代が来るかもしれませんが、

まだまだ教師がタブレットに慣れていません。

  

  

引用文中に出てくる「授業支援システム」がどれほど認知されているか?
  

「タブレット端末」があって「大型テレビ」があれば授業ができるとはいかない。

セミナーでも説明をされましたが、「授業支援システム」がなければ、

タブレットは授業で効果的に使えないそうです。

私が認知したのはごく最近。

まだまだです。 

「タブレット端末で実現する協働的な学び」(フォーラム・A)からの引用 

今日は2月1日。

  

1月31日に、東京に行って「タブレット端末活用セミナー」に参加してきました。

広い会場でした。 802人が参加したそうです。

全国から集まったと主催者が言っていました。

タブレット端末の活用に対する先生たちの関心の高さを感じました。      

セミナーの参加に先立って、セミナーの中心人物でもある

中川一史さん、 佐藤幸江さんが編著者をしている

本「タブレット端末で実現する協働的な学び」(フォーラム・A)を

行きの新幹線の中で読み終えておきました。

そうするとセミナーでの話についていけると思いました。予習です。      

  

  

まずはこの本の引用から。   

中川さんの唱えるタブレット端末導入パターンは興味深いです。

セミナーでもこの話は出ました。 セミナーで配られた冊子にも載っていました。   

これからタブレットを導入するにあたって、

この分類されたパターンは参考になると思います。       
  

  

【表1:タブレット端末導入パターン】  

タイプ          台数        誰が   

教師1台        1台          委員会or学校or教師

グループ分購入   8~10台      委員会or学校

1クラス分購入    20~40台     委員会

複数クラス分導入  100~200台   委員会

全校児童生徒分   児童生徒1人分   国or委員会

個人所有        児童生徒1人分   保護者   

(16p)     

  

 

現在見られるタブレット端末導入のパターンと課題について、

筆者なりに整理してみた(表1)。

タブレット端末の導入パターンとしては、大きく3パターンになる。

パターンAはさらに4つに分類できる。     

  

パターンA-0:教師1台

教師のみがタブレット端末を持ち、授業で活用する例である。

A-0は、教師が自分のタブレット端末を持ち込むこともあり、

正規に「導入」と言えないケースもある。

しかし、1台でもカメラ機能で子どものノート、演技、

グループの実験の様子などを撮影し、

大型テレビに転送するなどの活用が可能だ。

しかし、日常的に児童生徒が活用できる環境ではない。      

  

  

パターンA-1:グループ台数分

なかなかすぐに1クラス分導入といかない場合、

6~10台導入するパターンである。

予算的には無理をすれば学校でもそろえられないこともないが、

一度に複数のクラスで使うことはできない。

このパターンの場合、1台に故障するとダメージが大きい。      

  

  

パターンA-2:1クラス台数分

コンピュータルームのPC更新時に、多くの教育委員会が検討するパターンである。

1クラスで使う場合は1人1台が実現する。

しかし、この台数になると、移動して使うには充電保管庫などの用意も必要になる。          

  

  

パターンA-3:複数クラス台数分

文字通り複数のクラス同時に使える100~200台といった台数が

各校に導入されるパターンである。

もっとも、このA-3になるとかなり予算的には厳しいし、

人のてあて(ICT支援員など)が必要になってくる。

(16~17p)      

  

  

パターンB、Cについては次の投稿で書き写します。

現在の勤務校は、あるいは市内の多くの学校は、

パターンA-0です。まだ始まったばかりと言えます。

教師の持ち込みから始まるんだよなあ。

東京駅開業100年3/1日でやろうとした28項目

  

今日は2月1日。

  

おっともう2月だ。2月もいい月にしたいです。

  

昨日東京に行ってきました。

タブレット端末に関するセミナーに参加し、

開業100年を迎えた東京駅を見てきて、

平将門の首塚に行ってきました。

今日はそのまとめをします。

  

東京に出発する前に、東京の往復でやりとげたいことをリストアップしました。

書き並べたいと思います。

  

  

  

1.本「タブレット端末で実現する協働的な学び」(中川一史 他編著)を読み切る。

2.「タブレット端末活用セミナー」に参加する。

3.平将門の首塚を見つけて参拝する。

4.新丸の内ビル7階テラスから東京駅を見る。

5.KITTE6階屋上庭園から東京駅を見る。

6.丸の内中央口改札付近にあるドームの模型が上に乗ったポストを見つける。

7.東京駅のライトアップを見る。日没後。

8.早い時は30分に1回掃除をするという東京駅のトイレを体験する。

9.駅弁のサンプルがたくさん並んだディスプレイを見つける。

10.山手線の開業100年を祝うラッピング列車を見る。

11.紐を引いて加熱する牛タン弁当を食べる。

12.八重洲にある豊川稲荷を見つけて参拝する。

13.八重洲地下街や八重洲通りにあるヤン・ヨーステン記念碑を見つける。

14.東京駅ドームの干支、秀吉の兜、稲穂をつかんだ鳥の彫刻を見る。

15.浜口雄幸首相遭難現場を見つける。

16.原敬首相遭難現場を見つける。

17.5・6番ホームにある開業当時からある支柱を見つける。

   支柱に刻まれている「明治41年」を確認する。

18.1番ホーム(中央本線)の0キロポストを見つける。 

19.4~5番ホーム間にある0キロポストを見つける。

20.7番ホームにある0キロポストを見つける。

21.9番ホームのチョークで書かれた「0キロ」を見つける。

22.新幹線ホームの0キロポストを見つける。

23.八重洲口のグランルーフを見る。

24.八重洲口付近のイルミネーションを見る。

25.丸ビルにある松杭のレプリカを見つける。

26.東京駅の皇室・貴賓専用出入り口の屋根に使われているスレートを見る。

  (東日本大震災で津波の被害をくぐり抜けて届いたスレート)

27.開業100年を記念するTシャツを購入する。

28.東京駅内の東京ステーションギャラリーの

   企画展「東京駅100年の記憶」を見学をする。

  

以上28項目。

開業100年に関するものは、次の3つの番組がきっかけを与えてくれました。

「開業100年 あなたの知らない東京駅 オトナの社会見学」

(2014年12月13日放映)

「世界ふしぎ発見!東京駅100年物語」(12月13日放映)

「ウェークアップぷらす」(12月20日放映)

  

   

  

これを書き出したメモを持参して東京に向かいました。

予定では午前6時11分か28分の電車に乗ることになっていましたが、

前日の晩にかつての同僚の先生と2人で気持ちよく飲んでしまい二日酔い。

少々遅れて、午前7時8分の電車で旅がスタートしました。

ちなみに、前の晩の飲み会では、「タブレット端末と教育」をテーマに、

熱く語り合いましたねえ。

  

(つづく)

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