「タブレット端末で実現する協働的な学び」(フォーラム・A)からの引用
今日は2月1日。
1月31日に、東京に行って「タブレット端末活用セミナー」に参加してきました。
広い会場でした。 802人が参加したそうです。
全国から集まったと主催者が言っていました。
タブレット端末の活用に対する先生たちの関心の高さを感じました。
セミナーの参加に先立って、セミナーの中心人物でもある
中川一史さん、 佐藤幸江さんが編著者をしている
本「タブレット端末で実現する協働的な学び」(フォーラム・A)を
行きの新幹線の中で読み終えておきました。
そうするとセミナーでの話についていけると思いました。予習です。
まずはこの本の引用から。
中川さんの唱えるタブレット端末導入パターンは興味深いです。
セミナーでもこの話は出ました。 セミナーで配られた冊子にも載っていました。
これからタブレットを導入するにあたって、
この分類されたパターンは参考になると思います。
【表1:タブレット端末導入パターン】
タイプ 台数 誰が
教師1台 1台 委員会or学校or教師
グループ分購入 8~10台 委員会or学校
1クラス分購入 20~40台 委員会
複数クラス分導入 100~200台 委員会
全校児童生徒分 児童生徒1人分 国or委員会
個人所有 児童生徒1人分 保護者
(16p)
現在見られるタブレット端末導入のパターンと課題について、
筆者なりに整理してみた(表1)。
タブレット端末の導入パターンとしては、大きく3パターンになる。
パターンAはさらに4つに分類できる。
パターンA-0:教師1台
教師のみがタブレット端末を持ち、授業で活用する例である。
A-0は、教師が自分のタブレット端末を持ち込むこともあり、
正規に「導入」と言えないケースもある。
しかし、1台でもカメラ機能で子どものノート、演技、
グループの実験の様子などを撮影し、
大型テレビに転送するなどの活用が可能だ。
しかし、日常的に児童生徒が活用できる環境ではない。
パターンA-1:グループ台数分
なかなかすぐに1クラス分導入といかない場合、
6~10台導入するパターンである。
予算的には無理をすれば学校でもそろえられないこともないが、
一度に複数のクラスで使うことはできない。
このパターンの場合、1台に故障するとダメージが大きい。
パターンA-2:1クラス台数分
コンピュータルームのPC更新時に、多くの教育委員会が検討するパターンである。
1クラスで使う場合は1人1台が実現する。
しかし、この台数になると、移動して使うには充電保管庫などの用意も必要になる。
パターンA-3:複数クラス台数分
文字通り複数のクラス同時に使える100~200台といった台数が
各校に導入されるパターンである。
もっとも、このA-3になるとかなり予算的には厳しいし、
人のてあて(ICT支援員など)が必要になってくる。
(16~17p)
パターンB、Cについては次の投稿で書き写します。
現在の勤務校は、あるいは市内の多くの学校は、
パターンA-0です。まだ始まったばかりと言えます。
教師の持ち込みから始まるんだよなあ。
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